鹿鳴館時代を背景に語られる物語、歴史で勉強した鹿鳴館がリアルに感じられるお話です。ブクレの小西さんの進言通り、鹿鳴館時代をちょっと調べてから聞くことをお勧めします。

舞踏会の手帖 ~Un Carnet de Bal~
CAST 杉田智和×岸尾だいすけ 小西克幸 平川大輔 野島昭生
debal
あらすじ
欧化政策が推し進められた明治初期、諸外国の流儀に合わせ貴族たちはこぞってダンスの習得にいそしんでいた。幼いころから英国にいた清源院真弘(岸尾さん)は、政府の要請を受け華族子弟らに西洋の文化を教える指南役を任された。習いに来ている生徒たちの中にいたのは、留学時代の友人九鬼修季(小西さん)の弟九鬼遠文(杉田さん)。いつも窓際にたたずみまとわりつくような視線を送るこの少年に、真弘は表紙に彼の肖像画の描かれた小さな手帳を渡す。――自分に好意を抱く人間を籠絡するのはたやすい――二人のダンス練習の日付を書いたそれは、やがて二人の逢瀬の記録へと変わってゆく。続きを読む