予告通り「SASRA」のご紹介。どういう風に書いてこうか考えたけど、CDごとに1記事でご紹介していこうと思います。

SASRA1
CAST 小西克幸 福山潤 宮田幸季 羽多野渉×野島健児 子安武人×吉野裕行

あらすじsasra1
暑さにはめっぽう強いのに水が怖い。砂漠に心惹かれる大学生奈良岡蓮(福山さん)は、ゼミの教授に頼まれて彼の孫とエジプトへ行くことになった。出国前の空港で出会ったのは、趣味の悪い指輪を嵌めた怪しげなアートディーラーの墨田剛将(小西さん)。いるはずのない鳥のはばたきに導かれるように運命の糸車は再びまわりだした。お互いが生まれつき持つタトゥーのように鮮やかな痣、それはめぐり合う為の印。始まりははるか昔のナイルのほとり、鷹に守護された王子と、願いを睡蓮の焼き印に込めた神官、そして、もう一人・・・。
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Unit Vanillaさんの「SASRA」です。
前の記事でも触れましたが、こちらは和泉桂さん、岩本薫さん、木原音瀬さん、ひちわゆかさんの小説家4人からなるユニット。
この作品がユニットの発表作第一弾みたいですね。

コンセプトは「輪廻転生を繰り返す恋人たち」
それぞれのお話をつなぐアイテムとして、セメの体には黒い鷹の痣、ゥヶには赤い睡蓮の痣、そしてラピスラズリ(和名で瑠璃)が登場します。ゥヶが水が苦手ってのも共通項かな。
それ以外は、時代も国も、二人の年齢や立場なんかもバラッバラです。
これを4人の作家さんが調理して一つの物語にしてく、うん、コンセプト聞いただけでも面白そうだ(o´∀`o)

始めの4トラックはプロローグ。現代でのお話になります。
主人公は砂漠大好きな大学生
蓮くんと謎のお金持ち剛将さん。ブックレットの表紙になってるお二人です。
剛将には鷹の痣とラピスラズリの指輪、蓮には睡蓮の痣と水恐怖症。
二人が出会うきっかけになるのが、一言もしゃべらない子供(配役はミラクル宮田さんなはず( 艸`*))で、この三人が出合ってエジプトに向かって・・・・・・で現代編はひとまず終了。
宮田さんのモノローグを挟んで、物語は古代エジプトへ続きます。

トラック5からはエジプトでの話。主人公は羽多野さんとノジ健さんに交代です。
お話の背景は、上下エジプトの統一がどーのこーの言ってたから、紀元前3500年とか?ピラミッドのできる前だと思う。

羽多野さんはメン=ネフェルの第二王子ホルエムアケト役、御年17歳、若くてかっこいい王子様羽多野さんです、んもぅぴったんこ~~~。
お名前長いので普段は『アケト様』って呼ばれてます。
アケト様の背中には、この国が信仰する神ホルスのシンボル鷹の痣があって、ついでに「ウェジャト」っていう鷹がつき従ってることから、ホルス神の化身って呼ばれてもいます。
ノジ健さんはホルス神に仕える神官セシェン役、アケト様よりちょっとお兄さんの22~3歳。
色白金髪青い目の超美人な神官、ノジ健さんのキレイ目ボイスがハマりまくりです。
セシェンの年齢が微妙なのは、この人子供のころに拾われた子なので、正確に分かんないってことみたい。
んで、拾ったのは赤ん坊のアケト様らしいです、うぅん古代エジプトマジックぅぅ(b´ω`d)
この二人はブックレットの裏表紙に描かれてました。
そしてもう一人、セシェンと同じ神殿にいる神官見習いのティティ、13歳、こちらが宮田幸季さんです。
ミラクル宮田13歳、テッパンですさすがです。
ちなみに、古代エジプトにつながるモノローグの声は落ち着いた低い声でした、この落差のつけ方がティティの身の上を如実に表していたなぁ。
ま、ティティの話はまた後ほど(´ー`;)
ティティには生まれつき神の言葉を聞く力が備わっていて、見習いでありながら神殿での地位は低くはなさそう、アケト様は彼の言葉に従い戦争で勝利を収めたようです。

アケト様はセシェンのことが好きで、セシェンも好きなんだけど、王子と神官だから云々・・・的なところはファンタジック系BLに良くあるネタです、セオリー通りに話が進んで、結局二人は結ばれます(笑)
ノジ健さん、お美しい(〃ω〃ヾ)羽多野さんの才気あふれる若い王子も素敵なんで、とても優しい素敵なェチィシーンでしたよ、んふふ~ヽ(〃v〃)ノ
で、めでたしめでたしで終わるわけもなく、ここに一石投じちゃうのがティティです。
この子も王子のことが好きなんですね、恋愛感情ではないかもだけど、王子がセシェンばかり気にするのが嫌でセシェンに意地悪をしますが、その方法が大変よろしくなかった。
ティティは神の言葉を歪めてセシェンに伝えてしまいます。
ここで登場するのがラピスラズリ、この石絡みで事件が起きます。
っつか、あっちの神様に奉納されたラピスラズリこっちの神様に寄越しやがれ、ってティティが言うから信心深いセシェンは石を盗みに行っちゃうのです、あぁ反逆罪。
んで、もちろんアケト様も巻き込まれると。
偽りの神託に従ったアケトとセシェン、神託を偽ったティティは神の怒りを買い罰を受けます。
ナイルの氾濫に巻き込まれた3人は離れ離れ(ここではそれぞれの生死はぼかされてます)になって、物語は次の時代へ。

CD2枚目トラック4から中国編です。
主人公交代しまして、吉野さんとコヤスさん。
『しょーふかんのしょーしょれーじょー(少府監の尚書令丞)』とかっていう難しい言葉が出てきます。ナニソレ(`-д-;)
調べてみたら秦とか漢とかで使われてた官名(ウィキペディア調べ)らしいので、時代背景はそのあたりでしょう。
秦時代漢時代は、私説三国志でちょこっとふれた頃です。ギリギリ紀元前くらい?
この国の王都で金細工師の修業をしているのが『か・こーれん(荷紅蓮)』頬に大きな花形の赤い痣がある青年で、キャストは吉野裕行さん。
つまり、この人がセシェンの生まれ変わりになるんだけど、痣以外セシェンの面影無いよ~普通の生意気吉野さんだよきゃあぁぁ小生意気吉野カワユスー!!!
そして、水が苦手設定が出てきます。ナイル川の氾濫から引っ張ってきた設定で、性格はだいぶ変わっちゃったけどちゃんとセシェンとのつながりがあるんだよーってわかります。
お相手はもちろん鷹の痣を持つ男です、お名前は『ちょー・おーしゅん(張鷹峻)』、キャストは子安武人さん。この方が「しょーふかんのしょーしょれーじょー」です、お偉い役人さんです。
今回のコヤスさんは、ひたすらひたすらひたすら優しいです、超優しい超ジェントルマン!
このコヤスさん良いなぁ、裏無しのコヤスボイスって良いなぁぁぁぁ。
そうそう、こちらは名前に『鷹』を持ってるのね、さりげなく鷹アピール・・・って、CDは音だけだからちょっとわかりづらいけど。

紅蓮と鷹峻は昔馴染みで、金細工師として成り上がるために紅蓮は鷹峻を手玉にとって作品を王宮に売り込み成功をおさめます。
だもんで、鷹峻と紅蓮とのェチィはビジネスェチィです、鷹峻は本気だけどね、報われないコヤスさんって結構貴重じゃない?
お偉いさんとのぶっと過ぎるつながりをバックに、紅蓮は金細工師としてのし上がってきます。
お話し中で何年も何年も過ぎていくので、かなり長いスパンでの物語になってるのに、二人の関係はそのまま。ビジネスと割り切って名声も手に入れたのに関係もそのままってことは、つまりそーいうことです。
変にプライドの高い紅蓮はそこんところ全く認めてないけどね。
このまま終わると、エジプトの御先祖様(?)に申し訳ないので、ラストはちゃんとラウ゛ラウ゛になってます。
そして、ラピスラズリ(中国なので瑠璃と呼ばれてますけど)も、物語終盤で登場します。
神様に奉納された石って説明されてるから、まさにエジプトのあのラピスラズリ。
アイテム全部そろった~なんだかんだで両想いェチィもした~大団円じゃんSASRA完!

・・・・・・・になっても良さそうな感じだけど、エジプト編同様最後がはっきり書かれないまま次の時代へと移っていくのであります。
生意気吉野さんも好きだけど素直可愛い吉野さんも良い、優しいコヤスさんとの両想いラウ゛ラウ゛ェチィもっと聞かせろやコノヤローチクショウ待ってろよ次の時代!!!

って主人公交代じゃん!!!


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