CD1枚丸ごとずっしり重いくどっぷり暗くひたすら怖くてえぐえぐえぐ。少女漫画好き甘々ラブストーリー好きの花杏にはキツかったです、けど、平川さんに救われました~。

課外授業課外授業
CAST 羽多野渉×平川大輔 梶裕貴

あらすじ
恋人に振られた腹いせに誘った教え子。何も知らなかった彼に男を教えて、そして怖くなって逃げた。5年後、再会した教え子津田(羽多野さん)は、朝倉(平川さん)の同僚となっており、あの日の津田と浅倉のように生徒の瀬尾(梶さん)と体の関係を持っていた。この再会以降、浅倉の人生は津田によって大きく捻じ曲げられてゆく。

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・・・・・・・コワイ(((((((;´д`)))))))

花杏苦手なんです、ヤミ系とか狂気じみてるものとか。
サスペンスみたいに起承転結がはっきりしてればいいんですけど、こちらの恐怖を無駄にあおるような作品は得意じゃないのです。
「ヤン」でるのは吉野裕行さんの「ヤン」キーで間に合ってますんで。

でも、なんか重たいドラマ聞きたいな~って気分だったし、普段は聞かない感じのも聞いてみようかな~ってチャレンジ精神上昇中だったし、ワンコ×健気羽多野×平川だし、某wiki情報だと最後まで救いが一切ないってわけでもなさそうだったし、聞いてみることにしました。

感想

やっぱコワイ《(;´Д`)》ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル

怖いけど、最後までしっかり聞いちゃいました。
羽多野さん平川さん梶さんありがとう、あなたたちのおかげです。
梶キャラの普通の感覚さがありがたかった、梶さん良いポジションだった。

主人公朝倉さん(苗字のみ)はゲイの高校教師、担当は平川さん。
羽多野さん演じる津田彬は、もともとは浅倉の教え子。
当時の朝倉先生は、彼氏と別れた腹いせにカワイイ教え子の津田を誘って男同士のェチィを教えちゃいます。
そして何度も寝ちゃいます、津田君が上手になるくらいやっちゃいます。
朝倉先生には憂さ晴らしですが、素直でまっすぐな津田君(18歳)には本気の恋愛で、津田君の「高校卒業したら」展望に驚愕して朝倉先生逃走します。
まったくサイテーな高校教師ですね。

で、物語はそれから5年後。
高校卒業した津田君は、ちゃんと大学に行って教員免許をとって、大好きだった朝倉先生と同じ高校教師になりました。
先生と生徒だった二人は同僚と言う形で再会しますが、津田先生は教え子と教室ェチィしちゃうダメダメ高校教師になってるのでした。
この生徒が瀬尾君で、担当は梶さんね。
で、このお話は「羽多野×平川」ですが、冒頭は「羽多野×梶」だったりします。
朝倉先生は、自分にもたーっぷりと後ろめたい過去があるものですから、二人の関係は見て見ぬふりなんですけど、なぜか、なーぜーかー、それを津田に良いように利用されてゆきます。
全て津田先生の思うがまま、瀬尾君ですら、津田先生の都合のいいように動きます。
最終的に朝倉先生は津田先生を頼る以外の道が無くなってしまうんだけど、それこそが津田先生の描いたシナリオなのね。
朝倉先生も瀬尾君も、自分が津田シナリオの一部になってることに気づきもしないの、あぁもぅこういうのって怖い。

このまま進んでたらホント花杏の苦手系一直線だったんだけど、途中で瀬尾君が気付いてくれて、朝倉先生のために動き出すのね、これが無かったらひたすら怖いだけだったかも。
あ、「怖い怖い」って言ってるけど、ホラー的な怖さじゃないよ、あしからず。
それから、朝倉先生(学校やめちゃったからもう『先生』じゃないんだけど、津田は終始ずっと「先生」って呼びかけるの)も、最後は津田を救う方に動いてくれるのも良かったです。
それとそれと、ェチィシーンには狂気じみた感じがあまりないのも良かった、ェチィシーンまでびくびくしながら聞くのはちょっと身が持たないわ・・・。
でも、津田の過去話はいらなかったかな、『津田の心理を分かりやすくしてます』って感じが出ちゃってちょっと変だったし。

救われる感があるにはあるけど、でもやっぱり暗い、そして怖い、羽多野キャラが怖い。
重たいドラマ聞いてみよう気分でもかなり厳しかったです。
でも、「いろんなジャンルのお話があるんだなー」っていう勉強にはなったぞ。
花杏と同じ「少女漫画的なホワホワした恋愛が好き」属性の方は、覚悟を決めて聞いてくださいませ。
「私はどんな羽多野キャラでも愛し抜きます」という誓いをたてられた方は遠慮なくドーゾ。

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