鹿鳴館時代を背景に語られる物語、歴史で勉強した鹿鳴館がリアルに感じられるお話です。ブクレの小西さんの進言通り、鹿鳴館時代をちょっと調べてから聞くことをお勧めします。

舞踏会の手帖 ~Un Carnet de Bal~
CAST 杉田智和×岸尾だいすけ 小西克幸 平川大輔 野島昭生
debal
あらすじ
欧化政策が推し進められた明治初期、諸外国の流儀に合わせ貴族たちはこぞってダンスの習得にいそしんでいた。幼いころから英国にいた清源院真弘(岸尾さん)は、政府の要請を受け華族子弟らに西洋の文化を教える指南役を任された。習いに来ている生徒たちの中にいたのは、留学時代の友人九鬼修季(小西さん)の弟九鬼遠文(杉田さん)。いつも窓際にたたずみまとわりつくような視線を送るこの少年に、真弘は表紙に彼の肖像画の描かれた小さな手帳を渡す。――自分に好意を抱く人間を籠絡するのはたやすい――二人のダンス練習の日付を書いたそれは、やがて二人の逢瀬の記録へと変わってゆく。
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花杏のブログでは初登場となります新田祐克さんの作品です。
新田さんの原作のBLCDは、気になってはいたしおススメもされてはいたんです。
「ハナちゃんこれは聞いておきなさい損しないから森川さん素敵すぎるからっつかこれ聞かずしてBLCD語るんじゃねぇ」と言われ続けていました。
人気シリーズだってことは分かってるし、内容も裏切らないであろうことは予想できるんですけど、でも聞いてなかったんだよね。
お姉さま方の強烈なプッシュでもなんかこう、手を出しづらくてですね、今まで未聴でした。
何度も書いて恐縮ですけど、花杏少女マンガが大好きなんです、BL漫画でも高永ひなこさんみたいな可愛い絵が好みなんです。

つまりなんだそのヒジョーに言いづらいですけど新田さんのタッチは苦手なんですよね。


分かってる、そんな理由で食わず嫌いしてることがばかばかしいのは自分でも十分すぎるほどわかってる!
でもなんか苦手なんです、「漫画なのにリアリティのある絵」って。
この作者さんの絵って、すごくリアルですよね?
すごく上手な方だとは思うんですけど、ぁぁぁああああもぅホントごめんなさい。

でも、今月は「ずっしり重たいドラマが聞きたい月間」なので、新田作品手を出そうと決めました。
お姉さま方一押しの『冬のミ゛~~ンミ゛ンミ゛ン・・・(仮名)』でも良かったんですけど、こっちにしました。
だってキャストにノジパパさんがいるんだもん

と言うわけで「舞踏会の手帳 ~Un Carnet de Bal~」なんですけど、これ映画のタイトルそのまんまですよね?
古いフランスの映画でその名もずばり『Un Carnet de Bal』というのがありまして、この映画の邦題が『舞踏会の手帳』って言うんです。
ちなみに英語に直すと”Carnet””Book”もしくは”Notebook””Bal””Ball”でサッカーボールではなくボールルームダンスの”ボール”だそうです。
上の「あらすじ」の横にあるイラストで、主人公が手にしてるのがその「手帳」。
本来ならケースのイラストを使った方が良いんでしょうけど、そっちだと手帳が描かれてなかったので、ブクレ表紙にしてみました。

主人公はとある華族のご子息清源院真弘さん、「せーげんいんまひろ」と読むそうです、くぅ、漢字が読めねぇ(T-T*)ウウウ
真弘さんの青年時代を岸尾さんが、老年期をノジパパさんがご担当。
ってかノジパパさん、ご子息たちはちょいちょい触れてきましたが、パパさんは初めてご紹介いたします、野島家遺伝子の元、野島昭生さんです。
ノジパパさんは主人公の立場でのナレーション担当、最初と最後のトラックでは登場人物になってます。
おじいちゃんになった主人公が昔を思い出してるっていうスタンスで語られる物語なのね。

若き日の真弘さんで実質の主人公になるのが岸尾さん。
青年期のお話は12年間分、物語最初の真弘の年齢は20歳とのこと。
真弘さんは絵にかいたような女王様ゥヶでした。
ちなみにお相手は5歳年下設定。

そんな5歳年下の彼は九鬼遠文くん、「くきふかや」と読むそうです、ぐはぁ、漢字が読めねぇρ(-.-、)
こちらは少年と青年と老年3人の方が担当されてます。
メインは杉田さん、今回は超大真面目な木彡田君でした、年上の綺麗なお兄さんに翻弄される性に目覚めたばかりの青少年やってました。
木彡田君は15歳から始まって27歳まで、青年期というより、少年から青年って感じだね。
素直でかわいい木彡田君いましたよ、うはカワイイとか思っちゃった。、
老年期は辻親八さんですが、ノジパパさんと違って出番は最後にちょこっとだけ、年老いた二人の会話シーンで出てます。
子供時代は女性声優さんがやってました、
九鬼家も華族ですが、真弘さんは公爵、こちらは子爵で家柄の格はだいぶ下みたい。
遠文×真弘なわけですけど、年の差5歳で先生と生徒、おまけに家柄格差まであるので、完全に『女王様と従者』でしたよ。
あっさりとェチィしちゃうんですど、んで結構回数もあるんですけど、ラウ゛ラウ゛ェチィじゃないです。
真弘さんの貞操観念が大変低くていらっしゃるので、遠文は一途に思ってるんだけど、その気持ちの上に胡坐かいちゃってるの、だからェチィも背徳っぽい雰囲気。

遠文のお兄さんで、留学時代の真弘さんのお友達なのが九鬼修季、「くきなおき」です、だから漢字が(T~T;。)
こちらは小西さん担当。
真弘さまの背徳チックなェチィの原因はこいつです。
飄々と時代をうまく利用して生きてるみたいな人だけど、この人が一番時代に翻弄されてたんじゃないかな?
このお話の表側を象徴するのが鹿鳴館で、裏を示していたのは修季が手を出した「阿片」だったとおもいます。
修季さんはですね、いろいろあって最終的に自ら命を絶たれます。
主人公2人より、この方の人生の方がドラマチックでしたね、花杏はこの方目線で聞くのがしっくりきました。

遠文の同級生解良公紀、はい「けらきみのり」さんです、この話の登場人物誰一人として読むことができません(PД´q)
担当は平川さん、華族の方が通う学校での同級生ですが、解良さんは華族ではなく、商売で財を手にいたおうちの子、つまりお金持ちの一般庶民です。
ところが、政府筋に嵌められてお家が失脚、学校から追い出されてしまいます。
遠文とは友達でした、過去形です、過去形になる理由も一応語られてますけど、もうちょっとしっかり描かれてたら明治の『華族VS庶民』の背景ももっと印象的になったかも。
平川さんのポジションもドラマ的にはとても面白ので、彼目線のお話がもうちょっとあってもいいのにな~って思いました。
っつか、平川さんなんで、そういう意味でももうちょっと聞いていたかったですヾ(。´・з・`)ノ

物語は鹿鳴館時代が一番多く、鹿鳴館が迎賓館としての役目を終えた後は、日清日露戦争明治大正昭和と一気に駆け抜けます((( 三((( 三┌┤´д`├┘
時代設定がしっかりしてて、扱ってるのも実際にあったことで、その時代の中にあった遠文と真弘の『恋のようなもの』が、おままごとのようで逆にそれが面白い。

でもなんでだろう、乙女なものが大好きな花杏が、鹿鳴館にはあまりときめきませんでした。
男性目線の鹿鳴館って、華やかじゃな~~~~~い。

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