花杏のファンタジー脳を直撃したドストライクファンタジー+ちょこっとLOVEなドラマCD。一般BLすべて合わせた花杏の手持ちドラマCDの中で断トツのリピート率を誇る作品を紹介します。

やさしい竜の殺し方
CAST 緑川光 千葉進歩 諏訪部順一 子安武人 梁田清之

あらすじやさしい竜の殺し方
人間と幻獣が共存していた千年前、世界は何度目かの大災厄に直面していた。多くの種族を滅亡させた争いを憂いた幻獣王と聖女王は、人間と幻獣の世界を分けるため、世界二分割の大魔法を発動させた。以降人間の住む陽界と幻獣の住む陰界は、互いの世界のバランスを保つことで歪みを最小限にし、災厄を未然に防ぐようになった。ところが、人間たちが争いを繰り返すことで陰陽のバランスはすぐに危ういものとなり、その都度陰界から幻獣王が現れ、人間の王に力を貸しある方法で世界のバランスを整えることが繰り返された。そして現在、世界二分割後から3度目となる大災厄の危機に直面していた。
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何度も言うようで恐縮ですが(by野分)、花杏はハリーポッターに代表される「ファンタジー作品」が大好物です。
BLCDの存在を知って真っ先に買ったのは大好きな高永ひなこさん原作のドラマCDでしたが、次に買いあさったのはファンタジー系ドラマで、それがクリムゾンスペルなわけですが、この時点で「やさしい竜の殺し方」も買い揃えていたのです。
文字通り買い揃えたわけです、CDも漫画も小説も、どどんと一揃えです、そして一気に・・・・・・小説だけは読み終わってませんがぁぁぁぁ文字だらけはやはり辛い・・・・・・読んで聞いて読んで聞いて∞、やっぱファンタジーサイコーヒーハー(´∀`*)、とか言ってるわけです。
是もクリムゾンスペルもお気に入りの作品なんですけど、こちらファンタジー+ラウ゛+工口且つ工口成分はかなり多めなので、花杏のベクトルが完全にファンタジー方向に向いてる時に聞くのは、決まって「やさしい竜の殺し方」なんです。
この作品の構成成分はファンタジー+ラウ゛、しかもこのラウ゛が崇高で高貴、これはラウ゛じゃなくてLOVEです、愛です、amour(仏語)でamore(伊語)でamor(西語)です、ハリポタでいうならセブルスの愛ですきゃぁぁぁセブルスゥゥゥ。
騎士剣士僧侶姫魔道士で魔法がバンバン極めつけにドラゴンてんこ盛り、ドストライクにファンタジーだコノヤロウ!
というわけでどのドラマCDより聞きまくってたりします、超お気に入りです。
んじゃなんでその「超お気に入りCD」を今まで紹介してこなかったのか。
答えは簡単、だってこれBLじゃないんだもん。
主人公は緑川さんと進歩さんで、崇高で高貴なLOVEはこの二人の間に生まれる訳なんですけど、それでもやっぱりBLとはちょっと違う。
工口があるからBLでそれがないから非BLって括りでもなーんか違う、っつかそもそも二人の種族が違うから工口もへったくれもあったもんじゃない。

でもいつか絶対このCDもブログに書いてやる!
―――――というのを見越しての「BL風味CD」なんて括りを作っちゃった訳なんだけどね。

というわけで、ブログ開設1周年記念花杏の好きなもの特集1発目は「やさしい竜の殺し方」です、ガチに好きなもので行かせていただきます。

やさしい竜の殺し方略して「やさ竜(というらしい)」は、日本のパラレルワールドのような世界でのお話です。
なんで、「ミヤギケン」だの「ニイガタケン」だの「フクシマケン」なーんて聞きなれた地名が登場します。
ちなみに原作では「宮城県」ではなく「宮木圏」、ほかの地名も微妙に漢字が違います。
私コレ、素晴らしいアイディアだなと感動いたしました。
日本の地名使ってくれるおかげで地図いらずなんですよ、そーきたかすげーな原作者さんナイスアイディア!と思ったですよ。
だってだって、花杏ロード・オブ・ザ・リングの2作目を映画館で最初に見たとき大混乱しましたもの、旅の仲間が3つに分かれてあっちこっちでそれぞれ話展開し始めちゃって誰がどこでどーなってるんだわけわからん地図くれ地図中つ国の地図くれー!!!みたいな。
やさ竜の皆様もいろんなところに行きますが、行く先行く先どこもかしこも聞きなれた日本の地名、どのあたりを旅してるのかは地図見なくてもなんとなくわかるんだもん、このアイディアはドラマCDでファンタジーやるうえではすっごく都合がいいの。
やさ竜世界の地図を覚えるわずらわしさが一切ないので、映像なくてもファンタジー世界に浸れます。

主人公は緑川光さん演じる「ウランボルグ」と千葉進歩さん演じる「アーカンジェル」。
この二人がとにかくカッコいい、徹底的にカッコいい文句なくカッコいい。
お二方ともBLではセメもやりますけどどちらかというとゥヶ属性な方々、もちろんゥヶでも「恋する暴君」の宗一さんはカッコいいし(常に怒気をはらんだお人ではありますが)、の阿沙利もカッコいい(やたらと妖艶ではありますが)それでもやっぱり、このキャラクターたちはゥヶなわけで、結果直球のかっこよさとはやっぱりちょっと違う。
ところがこの作品ではキャラにゥヶもセメもないので、お二人が作り上げたカッコよさを思う存分発揮していってくださるわけです。
このカッコよさはロード・オブ・ザ・リングのレゴラスに近いかも、美しくて強くてカッコいい。
そーだ、レゴラスと言えばオーランド・ブルームで吹き替え担当は平川大輔さんですが、このドラマCDでも冒頭「貴方はどー聞いても平川さん」なお声が聞こえてきて、「え、平川さん出てた?何役??」って思ったら名無しだったって言うプチ事件がありました、なんて贅沢な平川さんの使い方。
平川さんは置いといて、主役お二人、まずは緑川さん。
緑川さん演じるウランボルグはドラゴンです、誓約により陽界にやってきた幻獣王で普段は人型、人間での見た目は14~5歳、言動には一切の可愛げがありませんがパッと見ただけでも子供と分かる外見、でも実際は72歳(竜の寿命は1000年だ!)
緑川さんはいわゆる「低音緑川」です、感情の起伏があまりない感じに声も低くテンションも低いんですけど、この調子でアーカンジェルを口説き倒すのでなんか逆に恥ずかしいですヨ(*ノノ)
一方の進歩さんは「お得意の美形男子」声がぴったんこの女性よりも美しいとにかく目立つ外見をお持ちの騎士役、こちらは人間ですが、剣は強いわ魔力も強いわの最強キャラです。
言葉遣いや所作はきっちりかっちりさんですが、時々キレます、キレると結構怖いです。

人間側のメイン登場人物は他に3名+1名。
ウランボルグ・アーカンジェルと一緒に旅をするのがドウマ、ガイス、クローディアです。
ドウマ(梁田清之さん)はアーカンジェルの友人で武人、ガイス(立木文彦さん)は補助魔法が得意な僧侶、クローディア(増田ゆきさん)は弓とちょこっと魔法が使える宮木王家のお姫様。
5人組で一人だけ女の子です、ナントカ戦隊みたいです、おいしい役どころです、あぁ女の子癒される。
思春期真っ只中のクローディアは、性格は明るいんだけど外見コンプレックスが強いので、ひがみっぽい発言をよくしちゃいます。
もしこのお話を中学生の花杏が聞いてたら「クローディアまじうぜぇ・・・」って思ったかも。
思春期を懐かしく思えるほど大人になってしまった今の花杏には、「可愛いわねクローディアふふっ」って思います。
もうちょっと可愛かったらもうちょっと目が大きかったらもうちょっと鼻が高かったら・・・なーんて悩みはメイク解禁の年齢になればすべて消える!
大丈夫、カワイイは作れます。
敵側で登場するのがダンタリオン、キャストはコヤスさん。
と言うわけでこちらのCD、緑川vs子安(カラミ対決ではなく!)が聞けちゃいますイヤッホゥゥ。
ダンタリオンはエルフの血を引くお方で300歳越えでも外見変わらずお美しい方、見た目はアーカンジェルとそっくりで、実はアーカンジェルのおじいちゃん。
さてさて、「アーカンジェル」と「ダンタリオン」で天使悪魔に詳しい人なら気づくかも、実はとても対照的な名前になってるんですよ。
英語表記するとアーカンジェルは「Arkangel」、ダンタリオンは「Dantalion」だと思うんですけど、ArkangelはArk+angelで大天使のこと、Dantalionは悪魔の名前の一つなので、二人の対決が鍵なんだよー・・・・・・ってことなんだと思うんですけど、どうなんでしょう原作者さん。

メインで登場するドラゴンは緑川さんだけですが、緑川さんが憑依魔法でお呼び出しかけられるドラゴン(と言っても人型で登場するんだけどね)が3体ほどいらっしゃいます。
その中の一人が諏訪部順一さん演じるセファイド、テンションが低く真面目なウランボルグとは真逆の軽くてテンションの高い竜王様です。
物語中盤で登場なさるわけですけどまー軽い軽いチャラいチャラい、いっそ清々しいくらいノリが良い。
諏訪部さんはナレーターとして物語冒頭からずーっと喋っているんですが、文語調のナレーションから一気に「まったく最近の若いもんは喋り方がなっとらんな・・・」的な感じでくるのがたまらんです。
もう一人は女性の竜王様でアウロラ(永島由子さん)と言います。
アウロラはウランボルグの曾祖母にあたるのかな?ドウマ曰く「アーカンジェルと張り合える貴重な美人」とのこと。
この方はダンタリオンとかかわりのある竜王様です。
ウランボルグ、アーカンジェル、ダンタリオン、アウロラ、この4人の関係の作り方も巧妙で良いですよ~。
あと一人、アルファードという竜王様がいるんですが今回は登場しません、ちなみにキャストは置鮎さんです。

ところで、このお話のタイトル「やさしい竜の殺し方」の「やさしい」は「易しい」で「殺し方」にかかってると思ってたんです、英語にすると「How to kill dragons easily」で、簡単に竜を仕留める方法って意味だと思ってたんです。
ストーリーも幻獣退治だしね、ウランボルグはドウマに竜退治の方法伝授してたしね。
でも、最後まで聞くと「やさしい」は「優しい」で「竜」にかかってて、しかもその竜はウランボルグのことで、つまりタイトルは「How to kill the gentle dragon」なんだなと分かるわけです。
これも作者さんの仕掛けた罠の一つだね、タイトルに2重の意味があって、聞き手がそれに気付いた時に「はぅあっっ」ってなるの、こういうのたまらないわ~。
こういうのに気づいてから聞く2回目はさらに面白いのです、一回目では気付かなかった何気ないシーンでも「これも伏線か」ってなったりして、ファンタジーのファンタジーらしさを満喫できる。
やっぱファンタジー最高!
好きだ、大好きだ、ファンタジー大好きだ。


・・・・・・・・・・。
しまったファンタジー部分が好きすぎて軽く忘れてた。
これ緑川光千葉進歩超ラウ゛ラウ゛ドラマだった。

・・・ってBLじゃないのに超ラウ゛ラウ゛ってなんなんだ??!!!

人間の男とオスのドラゴンなんで、ドラマ中にBLシーンはおろかチュウ♡すらないお二人ですが、今まで聞いてきたどのBLCDよりも「愛してる」の回数が多かったりします。
低音緑川による「愛してる」大安売り状態です、お話終盤になってくると進歩さんも「愛してる」連発しだします。
最終的に二人で大声告白大会です、湖底の神殿で愛を叫んでます。
うん、愛って素晴らしい

ファンタジーもラウ゛も楽しめるこのお話、結末がまた美しくていいのです。
「もののけ姫」の終わり方ととてもよく似てます、切なくて美しい。
余韻がいつまでも残るの、あぁ素敵なお話を聞いたなーって思うのです。
そしてまた聞きたくなる、低音緑川と美形進歩と悪者コヤスとチャラ諏訪部、ヤバいですいくらでも聞いていられます。

というわけで、花杏の大好きなもののど真ん中ぶち抜いてくれたドラマCD「やさしい竜の殺し方」をご紹介いたしました。
・・・・・・やば、これ書いてたらまた聞きたくなってきた。

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