YEBISUセレブリティーズが3作目にして「青山セレブと恵比寿のギャルソン、バックグラウンドがシチリアとハノイ」に変わってた。

YEBISUセレブリティーズ3
CAST 一条和矢×平川大輔 小杉十郎太 大川透 成田剣 神奈延年 千葉進歩

あらすじyc03
イタリアの家具メーカー「LABO」の日本支社長アルベルト(一条さん)が恵比寿に通う理由は二つ、一つは取引先のデザイン事務所「Yebisu Graphics」があること、もう一つはその事務所の1階にあるお気に入りのカフェ「LOTUS」へ行くこと。アジアンテイストのカフェメニューも大好きだけど、それ以上に好きなのは、そこで働くギャルソンの東城雪嗣、通称「ユキ」(平川さん)。ステディーな関係になりたくてデートに誘うこと97回、成功回数ゼロ。ねぇ、日本の古いドラマのように、101回目で振り向いてくれるかい?
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3作目にして主人公もお相手もYebisu Graphicsのメンバーではなくなってしまいました。
恋が始まる舞台はエビスなんですけどね、エビリティも登場するんだけどね、主人公はイタリア出身の青山の人です。
っていうか、3作目だけがYEBISUセレブリティーズ全体を通して異色なんですよ。
異色その①セメモノローグ
シリーズ通してセメ視点でのお話はアルベルト×ユキのみです。
異色その②CD2枚組
このカップルだけ2枚で展開、最終巻2つも2枚組ですがこちらはいろんなカップルが登場するので、1話で2枚はアル×ユキのみ。
異色その③CDジャケで脱いだ唯一の男
エビリティのCDジャケ絵にはシャツがはだけてる人はたくさんいますが、すっきりさっぱり脱いじゃってるのはアルベルトさんだけです。
異色その④ユキの過去が重い
シリーズコンセプト「セレブな男たちの恋愛」に反して、ユキの背負ってる過去がものすごく重たいです。
異色その⑤身代金目当ての誘拐事件
警察バディーものみたいな展開です。
4つ目が最大の異色ポイントかな?
重たい過去を引きずるゥヶってのはBLによくあるパターンだし、お話はとてもよくできてるんで嫌いじゃないですけど、YEBISUのコンセプトと照らし合わせるとちょっと「重た過ぎ」に思えました。
その分アルベルトがスタイリッシュなセレブ感を存分に発揮してくれるので中和されてますけどね。

今回の主人公は、Yebisu Graphicsのクライアントの一つイタリアの大手インテリアメーカー「LABO(ラボ)」の日本支社長アルベルト・フランチェスコ・ディ・エンリケ(一条さん)です。
キタ一条さんキタ、しかもイタリア人とか、情熱的で太陽のような男とか、これは花杏の大好きな色気一条セメなんじゃないの?
そしてお相手はYebisu Graphics1階のカフェと地下のダイナーでギャルソンを務める東城雪嗣(平川さん)。
おもてなしのエキスパートチーフギャルソン役、言葉遣いもめっちゃ丁寧、こちらも花杏の大好物健気ゥヶ平川さん?
って何その色気VS健気対決っ?!
ヤバい、これはヤバいぞ、平川さんに泣かされ一条さんに堕とされるパターンだ。
・・・・・・とは思いつつも、何となく引っ掛かるCDジャケット及びブックレットさらにCD盤面の二人。
脱いでる方が一条さんでキスおねだりしてるのが平川さんなわけですが、このアルベルトとブクレの人物紹介のアルベルトの雰囲気がだいぶ違うんです。
多分潔い脱ぎっぷりと長めの襟足のジェケ絵が、スーツ姿のアルベルトと結びつかないせいだと思うんですけどね。
ジャケ絵の方がイタリアンですが、花杏はスーツでびしっと決めつつも甘い雰囲気のアルベルトのほうが好みです。
それから、ユキ、健気ゥヶを期待してるんですが、ビジュアルがかなり男前。
短髪って設定のせいかもしれないけど、CD盤面イラストの眼光が鋭くて「・・・・・・健気?っつか、そもそもゥヶ??」って印象。
目を閉じてると凄く美人さんなんですけどね、あの目ヂカラは過去設定のせいかしら???

2で説明されてたYebisu Graphicsの1階と地下にあるカフェとレストラン「LOTUS」と「LOTUS DINER」がユキの勤めるお店。
ところで、ダイナーっていうと、アメリカでのイメージは一戸建ての簡素な食堂って感じなんだよね、外観がコンテナっぽいやつ。
メル・ギブソンの「フォーエバーヤング」って映画の冒頭に出てくるお店がまさにそれで、ロータスみたいに地下1階にあるダイナーってのはあんまり聞かない。
・・・なんで「レストラン」じゃダメだったんだろう、単に音の感じとか?ダイナーの方がオシャレみたいな?
それとも、ロータスはアジア系フードがメインらしいので、東南アジアの屋台のイメージなのかな。
LOTUS(=蓮、インド原産)でDINER北米の簡易レストラン)でgarçon(ギャルソンと読む、フランス語)、あ「多国籍」押し???
多国籍料理の店(に勝手に決定)ロータスのオーナーは、Yebisu Graphicsのボス大城崇(十郎太さん)とキャッスルウォッチの東京本部長陣内高史(大川さん)。
実はユキは二人の幼馴染なんだけど、ユキのパパりんが事業に失敗したためユキは夜逃げ同然でいなくなってて、3人が再会したのは大人になってから、バーテンをしていたユキを口説いてロータスを任せたとのこと。
二人にとってユキは「弟」なわけです。
アルベルトは来日して2年半、取引先の事務所の1階で働くギャルソンに一目ぼれ、以来振られても振られても飽きることなく口説き続ける、良く言えば情熱的一歩間違ったらストーカーのしつこい人。
イタリアの色男のくせにユキユキユキユキ連発しまくり、スマイル(ユキの愛犬)に「お前になりたい」とか言ってるけど、アナタそのままでも立派に犬っぽいよ。
そうそう、花杏はアルベルトさんの「ユキ」の発音が好きです。
一条さんって「か行」の発音に独特のくせがある人ですけど、その面白い響きが「ユキ」の「キ」に乗ってて可愛いの。
アルベルトだけが呼ぶ特別な名前の感じが引き立ってると思うよ。

振られ続けたアルベルトさんとユキの急接近のきっかけは、LABOのショールーム「コロッセオ」のオープンパーティーにロータスのケータリングを使ったことから。
パーティー会場でユキがちょっとしたミスをやらかすんですが、それをさりげなくスマートにフォローしたのがアルベルトで、恩義を感じたユキがアルベルトに歩み寄ったのです。
この時点で連敗回数99回、101回目まであと2回。
101回ってのはアレです「僕はしにましぇん」ってドラマです、久家とゆかいな仲間たちは「アルベルトは101回以内に東城雪嗣を落とせるか」を賭けてるらしいです、・・・ってぇ、アンタ大切なクライアントのプライベートをなんだと思ってるの。
取引先の社員にプライベートの連敗記録がばれてる支社長さんもどうかと思うけど。
あーそうだ、久家益永の関係もアルベルトにばれました、益永さんのあずかり知らぬところで関係はどんどんばれていきますねフフフ気の毒に益永さん、良いぞ久家もっとやれ。
で、100回目で、デートオッケーどころかその先もオッケーが出まして、えええぇぇぇぇぇ何その急展開ちょと頭がついていかないんだけどっつかどーしたアイスドールユキ!みたいな話の流れで、アルベルトの狼狽っぷりと超シンクロです。
そして急展開にうろたえながらもベッドで色気全開してくれる一条さんキタ━━o(*´∀`)○━━!!
工口工口で且つ優しい、あぁもうホント花杏はこの方のセメが大好きです。
おめでとうアルベルト100回頑張った甲斐があったねヒャッハー、おめでとう久家賭けはあなたの勝ちですよ。
完!
・・・・・・・・・・・・・・じゃなーーーい!!!

ナニコレどういうこと?100回目の告白は成功の真逆で完敗とか、意味不明。
でも、ここまではYEBISUの世界でした、オシャレな恋愛模様を楽しむ感じでした。

で、舞台はベトナムのハノイへ。
CD2枚目はまるっとハノイでのお話、いろいろびっくり展開が待ってます。
ユキは休暇ついでにハノイに買い出し(&お母さんのお見舞い)へ、ストーカーアルベルトさん無理やり休暇取得してユキを追っかけベトナムへ。
えーっと、ビザは???
あぁぁ私もなんでこんなところばっかり気づくかな。
日本人の場合、観光目的で短期の入国であれば大抵の国はビザなしでオッケーですが、アルベルトさんイタリア人じゃん、イタリアの人もビザなしで行けちゃうものなの?
と言うわけで調べてみましたイタリア人がベトナムに行くのにビザ必要かどうかを英語版ウィキペディアで。
(ちなみに調べたのは2013年9月、現在は変わってるかもしれません)
リンク先の地図見てください、青は欧州連合、緑の国はイタリア人がビザなしで入国できる国、灰色はビザが必要な国、日本は緑色ベトナムは灰色。
結論=イタリア人はベトナム入国にビザ必要。
ユキがハノイに行きました、アルベルトも追いかけようとしましたが、イタリアのパスポートだけではベトナムに入国することができませんでした、よってアルベルトの恋は終わってしまいました。
うわぁぁぁぁんなんで舞台ハノイにしたんだよぉぉぉ、マレーシアのクアラルンプールとかタイのバンコクとか、イタリア人でもビザなしで入国できる国あるのによりによってベトナムとか何故っ?!
それともアレか、アルベルトがベトナム大使館に乗り込んで「今すぐ俺にビザ発行しやがれ」って脅したとか。
オーケーオーケーわかったそれで行こう、じゃないとアルベルトさんベトナムに行けない(T_T)にしても、ここ原作ではどう説明されてるんだろう。

ベトナムでユキと再会、ベトナム人と日本人とイタリア人は何語で会話してるんだろうっていう疑問は、ビザ問題に気づいた時点で大した事じゃなくなりましたよ。
それから、YEBISUセレブリティーズっぽくない事件に巻き込まれたりユキの暗すぎる過去暴露があったり、CD2枚目はいろんな意味でYEBISUじゃなかったです。
おーしそろそろYEBISUの世界に戻っておいで~。
と言うわけで、色々あって、ユキ大告白、健気ゥヶ平川さんキタ。
100回目の告白がオッケー一転ゴメンナサイの理由がやっとわかります。
実はアルベルトに憧れてて、でもユキはユキ自身の過去が許せないので、アルベルトを諦めるために一度だけ抱かれた、それがあの夜の真相。
声を震わせながら切なげに告白する平川さんは健気ゥヶの鏡、恋心を振り切るために一つだけ思い出が欲しかったっていういじらしさに目頭が熱くなってしまいます、平川さんのこの手の演技は、ホント毎回ヤバいです。
にしてもユキちゃん、わかりにくい男だな・・・・・・・。

101回目の告白は大成功でした、そーなるだろうとは思ってたけど、そーなってくれてよかった、ほっ(´ー`*)
アルベルトの滞在するホテルに行って、愛を確かめ合う二人、アルベルト曰く「メイクラブ」です。
make loveって、花杏のブログでいうところの「ェチィ」な訳ですけど、私この英語表現が凄く好きなんです。
「愛を作る」だなんて、素敵な言い方だと思いませんか?
日本人が言うとクサいかな?でもアルベルト一条さんのセリフなんでカッコいい。
というわけで、優しさ前面押しの色気セメ×かなり男前の健気ゥヶ第2回戦、くふふ|*`艸´*|場所、お風呂、むふふ(●´ 艸`●)
あーもーやっぱり一条さんは工口い、アルベルトはかなり優しい紳士で色気全開って感じでもないのに、お布団の中――いやこの場合はお風呂ですけど――ではホント工口い。
ェチィ最中にそんな工口ボイスで工口いことしゃべらないで恥ずかしいでもやめないでもっとしゃべってでもやっぱり恥ずかしいからちょっと黙って(←超矛盾、っつかお前が黙れ)
あぁもうやっぱり好きだ一条さん。

さてさて、今回のオマケは「セントエビリティ女学院」、まぁそのなんだ、つまりそういう話だ。
聞き手のお嬢様方、とりあえず飲み物はどこかにおいておこう、なんか食べるのもやめておこう。
うっかり飲み食いしながら聞いた場合、一条さんの登場で「液体はそんなとこから出ちゃダメ」とか「固形物はそっち側に入っちゃダメ」みたいなことになりかねません。
色気とは真逆の方向からぶっこんできます、かなりやりすぎてますから、気を付けてください。
ってかもうホント、自由。
この一条さんと演技しなきゃいけない平川さん、分が悪すぎて気の毒ですが頑張れ!!!
やりすぎといえば神奈さんもだけどね、久家もかなりつっぱしっちゃってます。
でもやっぱアルベルト理事長かな~、礼拝堂での「神よ」でワタクシ堕ちました。
あぁもうやっぱり花杏は一条さんが大好きだぁぁぁっっっっっ!!

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