花杏の「気になっててとりあえず最初の1作だけ買ってある長編シリーズ」のうちの一つ恵比寿駅周辺物語、もとい「YEBISUセレブリティーズ」です。一作聞いてかなり気に入ったので、頑張ってシリーズ集めることにしました。

YEBISUセレブリティーズ
CAST 神奈延年×千葉進歩 鈴村健一 小杉十郎太 私市淳 成田剣 伊藤健太郎

あらすじ
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恵比寿にオフィスを構える凄腕デザイナー集団「Yebisu Graphics」、ここに勤める彼らを人は尊敬の念を込めてこう呼ぶ「Yebisuセレブリティーズ」略して「エビリティ」。
そんなエビリティの一人益永和実(進歩さん)は、同僚の久家有志(神奈さん)のことが大嫌い、そんな空気を察してか久家も必要以上に近づいては来なかった。ところが、ある仕事でその大嫌いな久家とチームを組む羽目に。久家のアートセンスは凄い、それは認める、でも人としてはやっぱり好きになれない。あからさまな態度の益永に対して久家が仕掛けてきたのは、キス?
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CD買ったらまずブクレ開いて原作者岩本薫さんのコメント読みましょう。
曰くこちらのCDは、「恵比寿にあるグラフィックデザイン事務所を舞台にセレブな男たちの恋と仕事を描く―というコンセプトのもと、不破慎理先生と岩本薫先生二人のコラボレート企画として始まった」シリーズで、小説と漫画での同時展開が楽しめる企画ものとしてスタートしたようです。
小説原作で良くある、「原作者」と「イラスト担当」ではなく、二人とも「原作者」なのね。
ファーストトラックでも「岩本薫・不破慎理原作」って紹介されてます。
セカコイ風な原作ってのがまず興味を引きました。
そしてそのコンセプト通りオシャレにテンポよく進む物語と巻末の楽しいオマケ、恋愛とギャグどちらも楽しめるつくりで2度おいしい、これはなかなかエンターテイメント性のある作品ですよ。

でもそれ以上にCDごとに変わる主人公たちが凄過ぎるってのがシリーズ全制覇の機動力でした。
今作のキャスト見ても、メイン以外にもメイン張れる方々ばかり。
だって今回は脇役での登場でも、次回作以降彼らもメインを担当するわけですから。
1作目には登場しない人もこの後続々出てきます。
お名前出すと、大川透さん、一条和矢さん、平川大輔さん、森川智之さん、土田大さん、遊佐浩二さん、乃村健次さん、鈴木千尋さん、浜田賢二さん・・・・・・っ多っっっ!!!
気になるでしょ?気になる名前いっぱいあるでしょ??
そして、わざと名前出さなかったんだけど、花杏にシリーズ全収集決めさせた方がほかでもないこのお方、7作目に登場される山崎たくみさんです。
山崎さんと言えば、花杏がまず思い浮かべるのは「マジックナイトレイアース」のフェリオ(あぁぁレイアース大好きだったよぉぉ、フェリオとランティス(CVは十郎太さん)とクレフ(佐々木望さん)3人に恋してました)。
それから、故塩沢兼人さんの役を引き継いでくださった方、山崎さんの見事な塩沢再現っぷりに「これは塩沢さん本人なんじゃ?」と思ったこともしばしば。
そんな山崎さんがメインとか、もぅ絶対聞きたい、聞ーきーたーいーよーΣ(`□´)///
でも登場されるのは7作目、おっしゃ揃えたる少なくとも7作目まではいったる!!

そしてやっと本題へ。
ゴージャスキャストで贈られるエビリティの第一作目は、神奈さんと進歩さんの物語です。
千葉進歩さん演じるYebisu Graphicsのアートディレクター益永和実が主人公。
G大(っつか、それって芸大よね・・・)のころから注目を集めてた凄腕だけど、本人自分の噂とかはるで知りませんでした。
益永さんはね、人嫌いで神経質で曲がったことが大嫌いで・・・、とにかく扱いづらそうな雰囲気。
進歩さんの「やや高め」くらいの声かな、百日の薔薇のタキ様をちょっと柔らかくした感じ。
この手の雰囲気の人が似合うね、進歩さんは。
いやあの、春さん阿沙利も大好きなんだけどね、もっと言えば局長だって愛おしいと思ってるんだけどね、私は。
神奈延年さん演じるお相手久家有志はT美(だから、多摩美・・・)出身で益永より一つ年下のグラフィックデザイナー。
派手な外見で派手な交友録、遅刻常習犯で仕事抜け出すのもお得意、でも腕があるからクビにはならない人。
ちなみに妹は今を時めくアイドルだそうで。
神奈さんと言えばあまりにも「野分」のイメージが強すぎる方なんで、「バーニーズマウンテンドッグ並大型犬の超好青年」の人なんですけど、いや~久家はチャラかった。
人目を引くド派手な外見で俺様気質で軽い男、でも思い人には一直線なんで、犬っぽいは犬っぽいけど、おなじ犬でもこちらは「ボルゾイ」って感じ。
こんな人が近くにいたら惚れるって、神奈さんかっけ~~~~///
超真面目と超不真面目な二人は自他ともに認める犬猿の仲、益永にとって久家はプライベートはおろか仕事ですらも関わりたくない人です。
さぁ、どう恋愛展開してくのかな?

さてここで、ほかの仕事仲間をご紹介。
Yebisu Graphicsの代表ボスこと大城崇(小杉十郎太さん)、「おおしろ」ではなく「だいじょう」さんです。
事務所No.2のアートディレクター綿貫凌(成田剣さん)、事務所唯一のコピーライターで総務も担当するのが高館要(伊藤健太郎さん)、事務所の癒し系グラフィックデザイナー笹生アキラ(私市淳さん)、夜間のアートクラスに通っている学生アルバイト藤波はるか(鈴村健一さん)、以上7名がエビリティと呼ばれる方々です。
国内外の大手ブランドを顧客に持っていて、今回は「アパッシュ」というメンズ服のブランドが取り上げられてます。
この「取引先メーカー」の人たちもこの先どんどん出てきますので、メーカー名覚えておくと良いですよ。

若者憧れのブランド「アパッシュ」は久家の担当ブランドだけど、その仕事の助っ人としてボスが指名したのが益永で、益永は自分の仕事の合間を縫って久家との仕事もやることになります。
潔癖というか人との接触が苦手な益永は、誰とでも寝る久家のことを「病原体」としか思ってないのね、もともと人付き合いも苦手なので、ちょっと手が触れただけで大激怒。
ところが、自分の仕事の方で手いっぱいになった益永は、毎日の深夜残業の過労からダウン、それを介抱してくれたのが、深夜残業に付き合ってくれた久家。
益永を久家の自宅に連れて帰り、往診の医者を呼び、着替えさせて寝かせ、起きたらおかゆを食べさせてくれる献身っぷり。
なのに益永はお礼もしないで「帰る」とか言い出しちゃうんで、「まだ体力戻ってないのにふざけんな寝てろ」「いい」「大人しくしてろ」で強制ベッド行き、体力切れで大人しい+熱っぽくうるんだ目=久家さん思わずチュ☆
フリーズ状態の益永をベッドに残して久家が部屋から出ていきます、何で久家はキスなんかしたんだと益永さんしばらくポカーン、ちなみにこのトラックのタイトル「突然の混乱」です。
いきなりのキスなんですけど、ストーリー的な唐突感は無くて、ふいに思わずキスしちゃったみたいな流れがちゃんとある。
混乱中の益永は、「なんかよく分かんないけどここに居ちゃまずい」と再び脱走を試みる→玄関で捕まる→担がれてベッドに逆戻り。
今度は益永さんもうちょっと抵抗しまして、久家に結構本気で怒られます。
一発ビンタから益永の混乱&恐怖心MAXで進歩さん号泣絶叫「帰るー!!!!!」
なだめつつも男臭い神奈さんの「どうした」の一言で一気に小動物化する益永進歩さん。
ェチィ突入前の二人の会話シーンなんだけど、構成と言い二人の演技力と言い実に見事で、形だけ見れば久家の無理矢理強姦シーンなんだけど、それすっらもスタイリッシュにまとめてある。
ェチィ最中はこなれた風の神奈さんの声効果で、無理やりだけどそうじゃない感じがするし、こんなはじまり方でも聞き手に「オシャレだな」って思わせる、BLファンタジーを堪能させてくれるつくりになってるんです。

さてその後、初体験翌日に一悶着あったものの、結局久家につかまる益永、そして気づけば久家のマンションに入り浸る生活、潔癖で人嫌いだった益永さん、久家の手管にあっさり陥落。
久家も「益永さん好きだぜ」オーラをだんだんと出してくるので、体だけじゃなく心も傾いていく、でもそこは曲がったことが大嫌いな益永ですから、「男同士でなんておかしい、やめよう」と切り出すわけです、久家のことが好きな自分に気づいたから関係を終わらせる、シリーズコンセプト「セレブな男たちの恋」の一つの形かな、切なくて、でもそこが良い。

さてさて、二人で組んだ仕事もほぼ終了・・・と思いきや、とんでもないミス発覚で久家が窮地に立たされます。
そこを救ったのが益永と、同僚の笹生・藤波、そしてボスの大城。
一方的なお別れ以来避けてた二人は、久しぶりに仕事で向き合います。
そして仕事終了のメールに久家の告白、久家はチャラくなかったんです、益永さん一筋だったんですよ、学生時代にあった時も、入社以降冷たい態度を取られ続けても、やっとつないだ関係を切られても、それでも益永が好きだったんです。
戻ってきた久家に抱きついて仲直りキス、良かったじゃん、両想いで。
ちなみにこのキスシーン、音声上ではほんの数秒ですが、久家解説によるとこのキスの間に「数分の差で戻ってきたボスがキスシーン見てフリーズ状態の藤波を連れて行った」らしいので、実際のチュウ時間軽く3分はあったんじゃないかと予想します。
・・・・・・って、きみたち会社のボスとアルバイトに関係知られちゃったね。

実は5年間片思いだった久家は、「益永さんの『始めて』は全部俺がもらうことに決めたから」宣言、この初めてリストはこの先もちょこちょこ出てきます、ブックレットのおまけ漫画のネタにもなってました。
そしてラウ゛ラウ゛幸せェチィからの、益永和実のとっておきの始めての告白で、幕。
いや~オシャレでした、洗練されててテンポも良く、ェチィの雰囲気もすごく良い。
コンセプト通りすっきりと纏まった感じはかなり好みです。
このスマートで大人な恋愛世界がこの先も展開されてくかと思うと次回作以降も期待できる!

と言うわけなんで、今月はひたすら「YEBISUセレブリティーズ」をご紹介します。
あぁぁ早くたどり着きたい7作目の山崎たくみさん。
・・・・・・待てよ、花杏の執筆ペースは大体週1、頑張っても5日に1つ。

・・・・・・・・・・・・・・・・それで今月中に7作目までは無理じゃね?


さて、”本編の余韻に浸るならインターバルを置くべし”なおまけトラック「ボスの説教部屋」です。
本編ではほとんど出番のなかったエビリティの他の皆様も登場、ちなみに主人公はボス。
さて、本編では本当に出番なかったナリケン・イトケンペアがしっかり出てくるんですが、何だろう、神奈さんとイトケンさんが会話すると、どうしても「野分とヒロさん」にしか聞こえなくなる、なんでだろう。
っつか、神奈さんはチャラい俺様キャラなので、その調子でイトケンさんと会話されると「野分のくせに生意気な」ってなっちゃう、これは困った。
更に二人をエゴ化させると、もれなく進歩さんも野分の先輩でヒロさんに発破かけてくれるチャラ男「津森」になってしまう、おかしい、さっきまでちゃんと「神奈×進歩」だったのに、ストーリー上全く関係のないイトケンさんがしゃしゃり出てきてしまう。
花杏のデフォルト「純ロマ・セカコイ主演はそのイメージ先行」の弊害がこんなところに出るなんて、うわぁぁぁん野分のくせにぃぃぃぃぃ。
ちなみにこのおまけは、YEBISU2を聞いてからの方が面白いです。
ボスのことが語られるのは2巻だからね~、もちろん今聞いても楽しいけどね。
十郎太さんによる鈴村さんの声真似が可愛すぎてそこだけ何度もリピりたくなります、声真似終了後笑いをこらえたままセリフのとこまで含めて、着ボイスにしたい(けど現実そんな着ボがあっても使えないよね)。

さて、次回の主人公は久家と益永のキスシーン目撃しちゃったお二人ですよ。

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