三国志の登場人物たちが赤壁の戦いを舞台に策略陰謀色事絡みに絡みまくってぐっちょんぐっちょん、どんなトンでも設定だと思ったけど、ラブ絡んだおかげで歴史上の人たちにもそりゃ色々あったよねと思わず納得。
私説三国志 天の華・地の風
CAST 置鮎龍太郎×石川英郎 堀内賢雄
あらすじ
中国後漢末期、長江北部を平定した魏は、その勢いのまま南の蜀へと兵を進めた。蜀の軍師である諸葛孔明(石川さん)は、東に陣を取る呉に援軍を求め、そこで都督周瑜(置鮎さん)と出会う。主君劉備に忠誠を誓った身でありながら、弱みを握られ周瑜に堕ちてゆく孔明。毒と知りつつも孔明を深く愛した周瑜。長江赤壁を舞台とする魏と呉・蜀の攻防戦の裏で複雑に絡まり合う二人の想い。選ぶべきは、国か愛か。
.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:.
突然のブログ引っ越し決定のおかげで予定がちょこっと狂ッティングでしたが、気を取り直して7月の堀内賢雄さん月間に戻りたいと思います。
紹介予定CDのうち、一番大変な作品から手を付けてみようかな、と言うわけで「私説三国志」行きたいと思います。
ん が っ
このお話を予備知識ゼロで聞くのは危険です、無理がありすぎる、声萌え目的だとしても辛いぞ。
とはいえ、三国志といえばメンズの書物(って感じがしませんか?!)、もちろん女性でも乙女でも三国志に詳しい人はいると思うけど、男性読者に比べたら少なそう。
文字を読むのがめんどくさい(苦手だって言えよ・・・)花杏にとって、中国ものは最難関クラス、漢字だらけで無理だε=ε=(;´Д`)、まず読めない(´?д?;`)、そして意味が分からない(/TДT)、そんなんで3国入り乱れられたら絶対カオス(゚Д゚≡゚д゚)
ですので、花杏三国志は読んだことはありません、でも見たことがあります。
そーです、小説は苦手だけど映画は大好き花杏さんは、三国志は読んだこと無いけどレッドクリフは見てるんです。
そして、レッドクリフPart1&2見ておけば、このCDの基礎知識としては十分なんです。
レッドクリフはかなりおススメ作品、歴史ものなんだけどちょっとファンタジックなんです、ロードオブザリングの2作目とか3作目っぽいの。
主演はトニー・レオンと金城武、DVDでの日本語吹き替え担当は山寺宏一さんと東地宏樹さんですよ。
エンターテイメントが押し出された映画なので映画用の脚色はかなり強いみたいだけど、おかげでとってもわかりやすかったです。
難点は2作で5時間越えってとこ( ̄▽ ̄;)大丈夫、面白いからあっという間だよ。
それを見るのも面倒だという人は・・・えっとじゃあ、この記事の「あらすじ」だけで何とか・・・いや~~無理だろ~~~。
えっと、始皇帝で有名な秦王朝の次の時代が漢王朝、その次が魏呉蜀3つの国が立つ三国時代、このお話はちょうど漢→三国と歴史が移り変わる頃の出来事で、ちなみにその頃日本はどうだったかと言うと、卑弥呼のいる邪馬台国があったらしい、そう考えると凄いよね中国史って。
曹操(そうそう)率いる魏が悪者役、その魏に攻め入られようとしている蜀が主人公孔明のいる国で主君は劉備(りゅうび)、兵力差がありすぎてピーンチの蜀が助けて~ってお願いしたのが呉でこの国の軍の偉い人がもう一人の主人公周瑜(しゅうゆ)、ちなみに呉で一番偉い人は孫権(そんけん)です。
晴れて同盟を結んだ孫権と劉備が曹操と対峙したのが長江の赤壁と呼ばれる場所、これがレッドクリフの舞台となった『赤壁の戦い』です。
この戦は孫権&劉備の勝利で幕引き、映画レッドクリフもここで終わってます。
ドラマCDではもうちょっと先までお話が続いてて、今度は荊州(けいしゅう)の支配権をめぐってもめだします。
ここ映画になってないんでいまいちよく分かってませんが、たぶんそんな話です。
劉備と孫権がもめる、主君がそうなら部下もそう、当然周瑜と孔明ももめる、もちろん曹操も黙っていない、今度は三国それぞれが対立する構図の出来上がり。
と言う感じかな?他にもいろんな人が出てくるので、どの国にだれがいるのか頭に入れてからCD聞いた方が良いですよ。
三国志のお勉強をちょこっとしたところでドラマのお話へ。
このドラマ、BLにしては珍しくナレーションによって進んでいきます。
ナレーターは堀内賢雄さん、彼の重厚で真の通ったナレーションが物語世界にものすごく嵌ってて、ケンユウさんの声質最大の特徴「ハイバリトン」が冴えわたってます。
CD2枚にわたる長丁場のお話の要所要所に登場して物語の道筋を整えてくれる、ナレーター堀内賢雄素晴らしい、これからは歴史物のナレーションは全部ケンユウさんがやればいいのに。
お話の始まりは本陣から離れた小さな小屋、明かりもつけずに会話する石川さんと棐妹(ふぇいめい)役遠藤綾さんの短いやりとりに続いてナレーションスタート、えーっとナニナニ、
「その名を諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)・・・・・」
ん?
諸葛亮孔明?
諸葛孔明じゃなくて??(レッドクリフでは「諸葛孔明」です)
・・・・・・名前が増えとるがなーヽ| `Д´ ;|ノ
というわけでウィキペディア(某wikiじゃなくってよ!)で調べてみました。
諸葛は苗字で、そもそもこの方のお名前は「亮」さんでいらして、「孔明」は『字(あざな)』ですって。
中国では成人男性は苗字&名前&字の3つがある、とのこと。
それから、孔明さんには別名「臥龍(がりょう)」なんて呼び方もある、うーわ待って待って、名前増やしすぎ(゚□゚*
ってことは、ほかの皆様にもいろんなお名前があるのかなぁ・・・。
「周瑜公瑾(しゅうゆこうきん)大都督(だいととく)にして美周郎(びしゅうろう)」
ほら増えた~周瑜さんは苗字が周、名前が瑜、字が公瑾だってさ。
ちなみに大都督は軍司令官、美周郎は「周さんちの美男子」ってこと、うぉすムズカシスσ(´ x `;*)
この方も「周瑜」「都督」「周郎」といろいろに呼ばれます。
(そして「公瑾」はラウ゛真っ最中限定で孔明さんが切なく何度も口にします、萌ゆるわ~(*´Д`*))
んで、周瑜公瑾は主に「周瑜殿」という風に苗字と名前で呼ばれて、諸葛亮孔明は「孔明様」と字で呼ばれてる・・・・・・ルールが今いちわからん。
まぁいいや、そこ突き詰めると結構マニアックに三国志と中国の歴史的なものを勉強しなくちゃならなくなりそうだから、これで納得しておきます。
あと、呼びかけの言葉で「御辺(ごへん)」「貴兄(きけい)」「貴君(きくん)」「此方(こなた)」など、聞きなれない言葉が普通に出てきます。
やっぱりいろいろハードルが高い~。
レッドクリフと同じくこちらのお話も周瑜と孔明が主人公、周瑜が置鮎さんで孔明が石川さんです。
幼い孔明が蹂躙されているところが描かれた絵を周瑜がもっていて、それをネタに関係を迫られます。
意外とBL王道展開です。堅い話と語り口調ながら、周瑜と孔明のなれ初めは弱み握ってやっちゃった系。
弱み握られてる孔明も、されるばかりじゃ割に合わんと色仕掛け、ってこの人超計算高っ(゚д゚;)
で、何度か致しちゃううちにまず周瑜が孔明に本気で惚れちゃいます。
ところが、孔明さんは何と主人である劉備がお好きな様子。
なのに、だんだんと気持ちが周瑜に傾いていきます。
あれ、これってもしかして、報われない片思い中の主人公に迫るちょっと強引くん(周瑜さんの強引さはちょっとどころじゃありませんが)の花杏の大好きな「きみが恋に堕ちる」の三角関係、略して「きみ恋△」?!Σ(・艸・○)(略すな)
おーっしイケイケーそのまま突っ走っちゃえーーー。
・・・とはいかない、だってこのお二人使える主君が違ううえそれぞれの軍の重要人物、好きな人と一緒にいたいけど国も主君も大事なんです、ってことでラウ゛の裏で策略が動く動く動くー!!!
おーーーもしろーーーーーい☆:*・゚(●´∀`●):*・゚
レッドクリフで、劉備たち蜀が撤退していく中、孔明だけが呉に残るシーンがあるんですけど、映画では孔明が義を通した風で語られてますが、孔明が国と恋を秤にかけて恋を選んだ、って設定は全然アリだと思った!
エンターテイメント性を重視した映画では、「周瑜と孔明は親友」というスタンスを徹底させてますが、同盟を結んだとはいえ別の国の軍司令官と軍師、そんな仲良しコヨシなわけがない、実際の二人も騙しあいをしてたに違いないさヒャッハー(★-ω-)
国を動かす策略をめぐらす傍らで、二人きりになるとお互いしか見えてない周瑜と孔明。
壮大なお話の流れの中にあるラウ゛が何とも切ない、周瑜に恋する石川さんが切ない、あーーー心臓ギュってくるー(/ε\)
置鮎さんも切なーい、孔明は周瑜にゾッコン★なのに冷酷な軍師としての孔明も知ってるからどうしても劉備が気になる、なんだこの切ない系BL(/д`*)
抱き合ってる間だけ気持ちに素直になれる不器用さん達です。
でも現実に戻ると
「孔明この野郎カワイイ事してくれやがって殺っちゃうぞ」
「あのイケメンのおっさんにに土地取られる前にポックリやっとかなきゃ」
と非道極まりない策略めぐらします、これが夜ごと愛し合う二人の昼の顔(●′皿`)ノ
2人とも自分の立場にがんじがらめすぎです、孔明が女の子(もしくは最近のBLのゥヶちゃん的乙女思考の持ち主)ならそんなものかなぐり捨てて周瑜についていけるのになぁ。
孔明は愛を選ぶ生き方にすごく憧れたと思うんだけど、この方軍師として天才過ぎてそうは生きれなかったのね。
そして、孔明が天才過ぎたからこそ成り立つお話でもあるんだよね。
バックグラウンドが三国志なので、お話全体がとにかく壮大、ナイアガラの滝みたいな勢い。
あっちからもこっちからも歴史がどんどん押し寄せてきます。
その中にダイヤモンドみたいなラウ゛があるんだけど、激流にのまれて水底に沈むしかない、それが周瑜と孔明の恋。
お見事でした、主演のお二方、そしてナレーションケンユウさん、それから遠藤綾さん(超重要人物です!)素晴らしかったです。
でも、この先レッドクリフを見るたびに、トニー・レオンと金城武の間に「×」が見え隠れしそうでちょっと怖いです。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
私説三国志 天の華・地の風
CAST 置鮎龍太郎×石川英郎 堀内賢雄
あらすじ
中国後漢末期、長江北部を平定した魏は、その勢いのまま南の蜀へと兵を進めた。蜀の軍師である諸葛孔明(石川さん)は、東に陣を取る呉に援軍を求め、そこで都督周瑜(置鮎さん)と出会う。主君劉備に忠誠を誓った身でありながら、弱みを握られ周瑜に堕ちてゆく孔明。毒と知りつつも孔明を深く愛した周瑜。長江赤壁を舞台とする魏と呉・蜀の攻防戦の裏で複雑に絡まり合う二人の想い。選ぶべきは、国か愛か。
.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:.
突然のブログ引っ越し決定のおかげで予定がちょこっと狂ッティングでしたが、気を取り直して7月の堀内賢雄さん月間に戻りたいと思います。
紹介予定CDのうち、一番大変な作品から手を付けてみようかな、と言うわけで「私説三国志」行きたいと思います。
ん が っ
このお話を予備知識ゼロで聞くのは危険です、無理がありすぎる、声萌え目的だとしても辛いぞ。
とはいえ、三国志といえばメンズの書物(って感じがしませんか?!)、もちろん女性でも乙女でも三国志に詳しい人はいると思うけど、男性読者に比べたら少なそう。
文字を読むのがめんどくさい(苦手だって言えよ・・・)花杏にとって、中国ものは最難関クラス、漢字だらけで無理だε=ε=(;´Д`)、まず読めない(´?д?;`)、そして意味が分からない(/TДT)、そんなんで3国入り乱れられたら絶対カオス(゚Д゚≡゚д゚)
ですので、花杏三国志は読んだことはありません、でも見たことがあります。
そーです、小説は苦手だけど映画は大好き花杏さんは、三国志は読んだこと無いけどレッドクリフは見てるんです。
そして、レッドクリフPart1&2見ておけば、このCDの基礎知識としては十分なんです。
レッドクリフはかなりおススメ作品、歴史ものなんだけどちょっとファンタジックなんです、ロードオブザリングの2作目とか3作目っぽいの。
主演はトニー・レオンと金城武、DVDでの日本語吹き替え担当は山寺宏一さんと東地宏樹さんですよ。
エンターテイメントが押し出された映画なので映画用の脚色はかなり強いみたいだけど、おかげでとってもわかりやすかったです。
難点は2作で5時間越えってとこ( ̄▽ ̄;)大丈夫、面白いからあっという間だよ。
それを見るのも面倒だという人は・・・えっとじゃあ、この記事の「あらすじ」だけで何とか・・・いや~~無理だろ~~~。
えっと、始皇帝で有名な秦王朝の次の時代が漢王朝、その次が魏呉蜀3つの国が立つ三国時代、このお話はちょうど漢→三国と歴史が移り変わる頃の出来事で、ちなみにその頃日本はどうだったかと言うと、卑弥呼のいる邪馬台国があったらしい、そう考えると凄いよね中国史って。
曹操(そうそう)率いる魏が悪者役、その魏に攻め入られようとしている蜀が主人公孔明のいる国で主君は劉備(りゅうび)、兵力差がありすぎてピーンチの蜀が助けて~ってお願いしたのが呉でこの国の軍の偉い人がもう一人の主人公周瑜(しゅうゆ)、ちなみに呉で一番偉い人は孫権(そんけん)です。
晴れて同盟を結んだ孫権と劉備が曹操と対峙したのが長江の赤壁と呼ばれる場所、これがレッドクリフの舞台となった『赤壁の戦い』です。
この戦は孫権&劉備の勝利で幕引き、映画レッドクリフもここで終わってます。
ドラマCDではもうちょっと先までお話が続いてて、今度は荊州(けいしゅう)の支配権をめぐってもめだします。
ここ映画になってないんでいまいちよく分かってませんが、たぶんそんな話です。
劉備と孫権がもめる、主君がそうなら部下もそう、当然周瑜と孔明ももめる、もちろん曹操も黙っていない、今度は三国それぞれが対立する構図の出来上がり。
と言う感じかな?他にもいろんな人が出てくるので、どの国にだれがいるのか頭に入れてからCD聞いた方が良いですよ。
三国志のお勉強をちょこっとしたところでドラマのお話へ。
このドラマ、BLにしては珍しくナレーションによって進んでいきます。
ナレーターは堀内賢雄さん、彼の重厚で真の通ったナレーションが物語世界にものすごく嵌ってて、ケンユウさんの声質最大の特徴「ハイバリトン」が冴えわたってます。
CD2枚にわたる長丁場のお話の要所要所に登場して物語の道筋を整えてくれる、ナレーター堀内賢雄素晴らしい、これからは歴史物のナレーションは全部ケンユウさんがやればいいのに。
お話の始まりは本陣から離れた小さな小屋、明かりもつけずに会話する石川さんと棐妹(ふぇいめい)役遠藤綾さんの短いやりとりに続いてナレーションスタート、えーっとナニナニ、
「その名を諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)・・・・・」
ん?
諸葛亮孔明?
諸葛孔明じゃなくて??(レッドクリフでは「諸葛孔明」です)
・・・・・・名前が増えとるがなーヽ| `Д´ ;|ノ
というわけでウィキペディア(某wikiじゃなくってよ!)で調べてみました。
諸葛は苗字で、そもそもこの方のお名前は「亮」さんでいらして、「孔明」は『字(あざな)』ですって。
中国では成人男性は苗字&名前&字の3つがある、とのこと。
それから、孔明さんには別名「臥龍(がりょう)」なんて呼び方もある、うーわ待って待って、名前増やしすぎ(゚□゚*
ってことは、ほかの皆様にもいろんなお名前があるのかなぁ・・・。
「周瑜公瑾(しゅうゆこうきん)大都督(だいととく)にして美周郎(びしゅうろう)」
ほら増えた~周瑜さんは苗字が周、名前が瑜、字が公瑾だってさ。
ちなみに大都督は軍司令官、美周郎は「周さんちの美男子」ってこと、うぉすムズカシスσ(´ x `;*)
この方も「周瑜」「都督」「周郎」といろいろに呼ばれます。
(そして「公瑾」はラウ゛真っ最中限定で孔明さんが切なく何度も口にします、萌ゆるわ~(*´Д`*))
んで、周瑜公瑾は主に「周瑜殿」という風に苗字と名前で呼ばれて、諸葛亮孔明は「孔明様」と字で呼ばれてる・・・・・・ルールが今いちわからん。
まぁいいや、そこ突き詰めると結構マニアックに三国志と中国の歴史的なものを勉強しなくちゃならなくなりそうだから、これで納得しておきます。
あと、呼びかけの言葉で「御辺(ごへん)」「貴兄(きけい)」「貴君(きくん)」「此方(こなた)」など、聞きなれない言葉が普通に出てきます。
やっぱりいろいろハードルが高い~。
レッドクリフと同じくこちらのお話も周瑜と孔明が主人公、周瑜が置鮎さんで孔明が石川さんです。
幼い孔明が蹂躙されているところが描かれた絵を周瑜がもっていて、それをネタに関係を迫られます。
意外とBL王道展開です。堅い話と語り口調ながら、周瑜と孔明のなれ初めは弱み握ってやっちゃった系。
弱み握られてる孔明も、されるばかりじゃ割に合わんと色仕掛け、ってこの人超計算高っ(゚д゚;)
で、何度か致しちゃううちにまず周瑜が孔明に本気で惚れちゃいます。
ところが、孔明さんは何と主人である劉備がお好きな様子。
なのに、だんだんと気持ちが周瑜に傾いていきます。
あれ、これってもしかして、報われない片思い中の主人公に迫るちょっと強引くん(周瑜さんの強引さはちょっとどころじゃありませんが)の花杏の大好きな「きみが恋に堕ちる」の三角関係、略して「きみ恋△」?!Σ(・艸・○)(略すな)
おーっしイケイケーそのまま突っ走っちゃえーーー。
・・・とはいかない、だってこのお二人使える主君が違ううえそれぞれの軍の重要人物、好きな人と一緒にいたいけど国も主君も大事なんです、ってことでラウ゛の裏で策略が動く動く動くー!!!
おーーーもしろーーーーーい☆:*・゚(●´∀`●):*・゚
レッドクリフで、劉備たち蜀が撤退していく中、孔明だけが呉に残るシーンがあるんですけど、映画では孔明が義を通した風で語られてますが、孔明が国と恋を秤にかけて恋を選んだ、って設定は全然アリだと思った!
エンターテイメント性を重視した映画では、「周瑜と孔明は親友」というスタンスを徹底させてますが、同盟を結んだとはいえ別の国の軍司令官と軍師、そんな仲良しコヨシなわけがない、実際の二人も騙しあいをしてたに違いないさヒャッハー(★-ω-)
国を動かす策略をめぐらす傍らで、二人きりになるとお互いしか見えてない周瑜と孔明。
壮大なお話の流れの中にあるラウ゛が何とも切ない、周瑜に恋する石川さんが切ない、あーーー心臓ギュってくるー(/ε\)
置鮎さんも切なーい、孔明は周瑜にゾッコン★なのに冷酷な軍師としての孔明も知ってるからどうしても劉備が気になる、なんだこの切ない系BL(/д`*)
抱き合ってる間だけ気持ちに素直になれる不器用さん達です。
でも現実に戻ると
「孔明この野郎カワイイ事してくれやがって殺っちゃうぞ」
「あのイケメンのおっさんにに土地取られる前にポックリやっとかなきゃ」
と非道極まりない策略めぐらします、これが夜ごと愛し合う二人の昼の顔(●′皿`)ノ
2人とも自分の立場にがんじがらめすぎです、孔明が女の子(もしくは最近のBLのゥヶちゃん的乙女思考の持ち主)ならそんなものかなぐり捨てて周瑜についていけるのになぁ。
孔明は愛を選ぶ生き方にすごく憧れたと思うんだけど、この方軍師として天才過ぎてそうは生きれなかったのね。
そして、孔明が天才過ぎたからこそ成り立つお話でもあるんだよね。
バックグラウンドが三国志なので、お話全体がとにかく壮大、ナイアガラの滝みたいな勢い。
あっちからもこっちからも歴史がどんどん押し寄せてきます。
その中にダイヤモンドみたいなラウ゛があるんだけど、激流にのまれて水底に沈むしかない、それが周瑜と孔明の恋。
お見事でした、主演のお二方、そしてナレーションケンユウさん、それから遠藤綾さん(超重要人物です!)素晴らしかったです。
でも、この先レッドクリフを見るたびに、トニー・レオンと金城武の間に「×」が見え隠れしそうでちょっと怖いです。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
コメント
コメント一覧 (5)
感想文楽しく読ませて頂きました私は三国志ファンで中でも天の華地の風は一番のお気に入りです。BLCDを聴くのは今回初めてで、置鮎×石川の本気の演技に七転八倒しましたが、原作の世界を見事表現した佳作だと思います
堀内さんの格調高い語り口も素晴らしかったです 中国ドラマの三国志でも孔明の吹き替えをやってらしたので嬉しかったです。
原作の天の華地の風は全10巻の大作で、基本は歴史小説なのでCDの
続編は難しいかもしれません。
>この先レッドクリフを見るたびに、トニー・レオンと金城武の間に「×」が見え隠れしそうでちょっと怖いです。
そおですね ~ 私も同感です
初めまして、コメントありがとうございます、めちゃめちゃ嬉しい
魔蘭さまは三国志をご存じでいらっしゃるのですね、凄い、尊敬です、いいなぁ。
レッドクリフでしか三国志を知らない私ですが、それでもこれだけ面白かったんだから、三国志のお話をちゃんと知ってる方が聞いたらもっともっと楽しめるんだろうな~って思ったんです。やっぱこの作品凄いですよね?
CDの先導役ナレーションの堀内賢雄さん、そうなんです格調高いのです、その言葉ですよ花杏が言いたかったのって!代わりに言ってくださってありがとうございます。
石川孔明も普段は冷静で思慮深いのに、夜になると色っぽくて可愛らしくて、それに置鮎周瑜はどんな時でもカッコいいし、悶えました、もぅ皆さん素敵すぎ。
映画ね~、演出で周瑜と孔明の顔近ってシーンが結構あるんですよね~。
・・・・・・・・ねぇぇぇ~~。
歴史は好き三国志も好きだから聴くの怖~い”(ノ><)ノみたいな…
ですが、花杏さんのレビューやコメント読んで、聴くの決定早速ポチリました(≧∇≦)
私の中で、置鮎さんは×の右側、石川さんは×の左側のイメージが強いのも、キャスティング的にどぉかしら?と、ためらっていた理由なんですが、置鮎×石川を堪能したいと思います
三国志がお好きなのにCDは手を出したり引っ込めたりそんな勿体ない。
花杏断言します、この作品は、三国志を知ってる方がより楽しめる作品です
多分一般的なイメージって、スーパーイケメン周瑜とみんなのアイドル孔明だと思うんですけど(思うなよいろいろ間違ってるよ)、このCDの中では二人ともとっても人間臭いんです、戦乱をリアルに生きてる感じがするんです。このリアル感を出すのにラウ゛が上手く張り巡らされてて、ホント面白かった。
置鮎×石川も良いですよ、石川さんの抑えた演技が孔明に嵌ってました。置鮎孔明もちょっと聞いてみたい気もしますが、石川周瑜×置鮎孔明の場合石川さんの低音は置鮎化する傾向にあるため、どっちがどっちだかわかんなくなりそうな気がします。
あと、置鮎ボイスの「惚れたやも知れぬ」には、こっちがうっかり惚れてしまいそうでした
紗奈さま、CD聞き終わったら是非感想聞かせてくださいね。