BLCD一覧に五十音を載せよう計画「や」行編。サブカプが三宅×平川(是の玄間×氷見)と思わせておいてカラミゼロ、くぅぅ・・・。

夢を見るヒマもない
CAST 前野智昭×吉野裕行 平川大輔 三宅健太

あらすじe5439d17.jpg
パイロットにあこがれて山奥の全寮制航空学校に入学した川村和也(吉野さん)は、4人部屋に一年3人で入れられた。早々に一人は寮逃亡→退学、残った吉武宏樹(前野さん)も1学期で退学、川村は卒業するも航空大に落ちてパイロットにはなれなかった。今は飛行機に携わる仕事ができていて、毎日はそれなりに充実している。時々思い出すのは、高校一年の一学期、恋のような錯覚を覚えたあの日のこと。


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飛行機カッコいいですよね~花杏飛行機見るの好きなんです。
ボーイング機なら747が好き、頭でっかちのあのフォルム、なんかカワイイ。
・・・・・・・ってこの話題は引くよね、その数字何って話だよね(;;;´Д`)ゝ
一応解説しておくと、ボーイング747は世にいう「ジャンボジェット」って機体ね、作中でも川村君が「ジャンボだ~v」って言ってるやつデス。

という飛行機や空港が好きな花杏にはキタコレ━━━━(゚∀゚)━━━━ヒャッホゥなお話なんですけど、世の乙女の皆様は果たして航空業界(しかも地上スタッフ)のお話に萌えられるんでしょうか?
綾瀬はるかちゃん主演の映画「ハッピーフライト」を面白いと感じる方ならイケるんじゃないかと思います、けど、いやどうなんだろう・・・。
華やかな職業につく良いオトコたちが主人公ってありがちですけど、裏方さんの話って貴重じゃないですか?
裏方仕事をする三宅健太さんって貴重じゃないですかっ?!
そこ加味したうえで聞いてみませんか?

それとも花杏が嫌煙されがちな設定(ファンタジーとか…(;´Д⊂)に逆に萌える性質なだけなんでしょうか?

くぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・つД`)・゚・。・゚゚・*:.。

主人公川村和也(吉野裕行さん)は、とある航空会社のロードコントロールとして働いてます。
ロードコントロール→Load Controlね、「Road(道)」じゃなくて「Load(積み荷)」
川村君は、飛行機の荷物を乗せる場所を計算して機体の重量バランスを均等にするお仕事をしているようです。詳しくはブックレット読んでね。
花杏の友人から聞いた話ですが、どうしても飛行機のバランスが取れなくて乗客が席を移動した、ってことがあったらしいですってひょぇぇぇぇ本当なのかな?
川村君はそんなことしません、お相撲さんの団体さんが乗っても、積み荷を移動させて飛行機飛ばせましたよ、いやんプロフェッショナルなお仕事(*^.^*)カッコイイ
同じ会社の搭載チームにいるのが吉武宏樹(前野智昭さん)、高校一年の一学期だけ同室だった二人は、そうと知らずに同じ会社に就職して同じ空港で働いています。
ロードコントロールが作成したプランに従って実際に荷物を積み込むのが搭載のお仕事。
ちなみに、高校の先輩吉田(三宅健太さん)は、整備士として勤務していらっしゃいます。
さらに、同じく高校の先輩で寮長だった森下(平川大輔さん)は、現在パイロットになる為USAにて修行中。

CDの1stトラックは、この4人が山奥で高校生していたころのお話です。
川村と吉武は一年生、森下と吉田は三年生で、川村以外ゲイΣ( ̄ロ ̄lll)です。
川村目線で話が進むのでトラックの終わりころにならないと気付いてくれませんが、三宅さんは平川さん狙いで、平川さんは前野さんとカップルです。
だから最初の濡れ場は前野×平川、主人公はナニしてるかと言いますと、下脱いで一人で気持ち良くなることしてました。
脱いで一人ォナ二ィとか、吉野さんアホくてカワイイ。
吉野さんと言えば、花杏の中では「傷だらけの愛羅武勇」のヤンキー神田君が神過ぎて、あの安元さんすらセメられる最強男のイメージ強すぎて、

「・・・・・・・吉野裕行ゥヶ?」

みたいな微妙さは正直ありましたよえぇありましたとも!!!
でもそんな心配無用だったさ、なにこの飛行機おたく、超かわいいんですけど?
なんかこう一般的に言う可愛さじゃなくてですね、おたくカワイイんです、超夢見る少年大人になっても飛行機飛んでるの見るとワクワクしちゃうの。
飛行機の模型手に持って振り回して遊んでた男の子が成長しましたっていうカワイさ、航大落ちたけどパイロットの夢はあきらめてないいじらしさ。
ヤンキー神田君は神だったけど、吉野さんはこういうどこかやんちゃな男性を演じさせると光るね☆
もうセメでもゥヶでもヤンチャ吉野ならどれでもイケるわ私。

お相手の前野さんは、花杏のお約束「セカコイ主演声優セカコイキャライメ」の方なんですけど、おぉっと前野さん、今回はテンション低めだ。
っていうか、前野さんはむしろキラキラ雪名のほうが珍しい役なのかもね。
前野さんは1作で2度おいしい人でした。
まず平川のちに吉野、いただきましたゴチソウサマでした。
通常のBLだと、平川さんとのエピソードって、吉野さんとの恋愛の障害?セメの過去の傷??んでゥヶが無駄に嫉妬???とにかく、話の都合で必要でしたでもこっちのカップルのことは忘れてくれていいですよ、みたいなお話になると思うんだけど、この作品での前野×平川はちゃんと恋愛してたからなのか、そういう感じがなかった。
何より平川キャラが良い、三宅キャラ曰く「悪魔」なんだけど、この人良いオトコだよ~、対三宅は別として(^-^;

で、1stトラックの最後で吉武に対する恋心のようなものに気づくんですけど、吉武は学校を去ってしまって、それきり。
恋のような気がするようなしないような、すごく曖昧な気持ちが逆に凄く素敵な思い出となって川村の心に残ったんだね。
だからお互いに社会人となって再会後、家飲みしてて突然吉武にキスされてドキドキしたり、居酒屋のトイレでディープにキスされたその直後に吉武の家押しかけて一夜を共にしてしまったり、何でいきなりそーなるという展開も、学生時代の気持ちに突き動かされてるんだなってのがわかる。
「高校からやり直して、それで、俺のこと好きになって」っていう吉野さんがめっちゃカワユかった(*^m^)

さーてー、サブカプなのかと思いきや作中まったく何事も起きなかったどころか、振られ続けた三宅さんとラストにアメリカでのルームメイトとできちゃった平川さんのお話。
三宅平川=玄間氷見なんで、平川さんは三宅さんに逆らわない図式が花杏の中で成立しちゃってるんですが、今回はどちらかというと、立場が逆?
っつか平川ゥヶは基本「健気」が枕詞としてつくもんだと思ってましたけど、今回平川ゥヶについたのは「悪魔」でした。
いや、良いオトコでしたよ森下さん、このキャラは作中のとてもいいスパイスでしたよ、ただ、三宅キャラに対してのみドSなんです。
三宅さんに対して思いっきりSな平川さん、収録さぞ楽しかろう。

物語のラストで、今もパイロットに憧れる川村君が、もう一度航大を受けるために今の仕事を辞めようかどうしようかと迷うんですけど、最後に自分が今している仕事の重要さと、それに対する自信を持ったことで、パイロットにはならず仕事を続けることを選ぶんです。
花杏はその選択がものすごくうれしかった。
裏方の仕事って、見た目華やかではないけれど、すごく重要じゃない。
それを選んでそのプロフェッショナルになるって、すごくかっこいいと思う。
例えば、ピアノが好きな人がいて、ピアニストにはなれなかったけど調律師になったとか、サッカー選手にはなれなかったけどスポーツ記者になったとか、そういうのも好きなものに関しての道なんだから、すごいことなわけですよ。
川村君が選んだロードコントロールの仕事を続けるという選択で物語を締めくくったのが、とても良いな好きだな、って思いました。

飛行機業界、良いなぁ。

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