このドラマを聞くために今まで『是』を聞いてきたんだと思った。

是-ZE-5
CAST 森川智之・近藤隆×千葉進歩 一条和矢 中井和哉 緑川光

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「消えるな、生きて、守れ」主の最期の言霊を受けたもう一人の紙様阿沙利。新たな主になったのは、先々代が守った小さな命、彰伊。反発しあいながらも言霊師と紙として共にある二人の間にいつしか生まれた絆、時はそれを愛へと変へ、そして終わりをもたらした。願いはただ一つ、もう一度阿沙利を、この手に。
心はどこにある?どこから生まれる?どこに消える?
     奇跡は今、目の前に。

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是のCDを聞いてる方は大方シリーズのCDを順番に聞いてるとは思いますが、原作未読かつ声優さん目当て等の理由で『是』はこのCDしか持っていないという場合は、何とかして『1~4』を聞いてから『5』を聞いてほしいです。
無理なら『』は聞かなくても何とかなるけど、最悪『』も聞かなくても重要な部分はどうにかなるけど、『』と『』は絶対聞いていただきたい。
2・3・4と過去のお話でしたが、今回のお話は、時間軸が1の後になります。
そして、彰伊と阿沙利二人の奇跡の物語は、玄間と氷見のお話なしでは語れません。
是2は超お勧めですよ、氷見平川さんは絶品☆です。

今回は、三刀家の新たな真実とかニューフェイス言霊様とかニューフェイス紙様なんかが出てこないので、いつも書いてた三刀さんちの家系図はお休みです。

お話のスタートは年越し直後のベッドルーム(だと思う)、ふてくされて飲んだくれてる(でも酒には飲まれていない)彰伊と、お風呂上がりの(色んな意味で)濡れるのが大好きな阿沙利。
さすが彰伊×阿沙利組、どこまでも大人です、雰囲気がアダルトで工口い。
さてさて、是1で近衛が語った彰伊と阿沙利のなれ初め話で、阿沙利の指には彰伊が言霊をかけた赤い糸が結ばれてるってのがあったんですけど、これいつの間にか外れてたみたいですΣ( ̄ロ ̄lll)
ブックレットで彰伊がキスしてる指にあるのがその糸なんですけどね~、いつ外れたのと思って是1を聞き返してみたんですが、どこにもその描写がない・・・気がする。
もっと前に外れてたのかな?
まぁ、外れたシーンで「外れました」とかわざわざ言わないだろうし、こればっかりはさすがに原作を読まないと分からないのかも。
んで、外れた糸の代わりに彰伊が指輪をくれるんです、プラチナに赤いラインの入った指輪で、内側には「二世の契りを誓う」と刻まれてます。
二世は「エリ○ベス二世」とか「日系二世」の「ニセイ」ではなく、「現世と来世」って意味の「ニセ」(yahoo辞書調べ)ね。
三刀家に生まれた者は、死後も三刀の家に縛られ、その身は紙を作る核となります。
つまり、彰伊の来世って紙様なんだよね。
阿沙利の場合、元になる核がある限り再生後も姿形は「阿沙利」ですが、記憶が消された新品状態になります。
紙様同士の二人ならきっと来世でも近くにいると思うけど、心は近くないんでしょうね。
指輪に刻んだ文字は、氷見がどうなったかを知ってる彰伊が選んだ言霊なんだと思いました。
ファーストトラックから切ない、彰伊が良い男過ぎて辛いよ(つд⊂)エーン

思いを込めた指輪を嵌めてあげてからの、森川さんの破壊力絶大の「愛してる」の告白、一番口に出せなかった言霊だそうです。
・・・・・・ん?ってことは、「愛してる」って言ったのこれが初めて?是1でもこの「愛してる」に花杏ヤラレたんだけど???
あれれれれ?????(・_・)
で、再び是1に戻って聞き直してみました。
花杏の想像力フル稼働して理解した「とにかくすごいことになってる」シーンでの「愛してる」は、全部彰伊のモノローグでした。
破壊力半端なさ過ぎたんで、森川さんの告白すげぇ・・・という印象ばかりが強く残っていました、反省。

指輪をあげて告白をして、まるで新婚初夜のような一夜の後、終わりは突然にやってきます。
つい先ほどあげたばかりの指輪と、古い人型の紙を残して、阿沙利は消えてしまいます。
この段階でまだファーストトラックです。
今回の話は最初からクライマックスなんです、嫌だぁぁぁ辛すぎるぅぅぅぅ。

続きまして和記VS彰伊、一条さんと森川さんの対決です、カラミではなく本気の対決。
和記が阿沙利の人型を破ってしまうシーン、残酷ですよね、彰伊の心を折るのに十分すぎです。
ていうか、花杏の心は折れた、ポキッと、酷い、酷過ぎるよ和記(/□≦、)
この人でなし・・・・・・って、え?和記「人」じゃないの?
ここにきて和記の謎増えちゃったよ( ̄○ ̄;)

さかのぼってお子様彰伊登場、是1では少年時代彰伊は古島清孝さんでしたが、キャスト変更で「特殊設定10代のエキスパート」近藤隆さんになってます。
時間軸はおそらく「是2」のころでしょう、彰伊と阿沙利はまだ顔見せしあっていません。
琴葉は『しらはぜ』→『近衛』に子育てバトンタッチのあたりなので、「是4」とも重なっていますね。
是1でも二人の出会いのシーンがありましたが、あんな「ちょっと無茶しちゃった男の子と隣の綺麗なお姉さんみたいな紙様」みたいなほのぼのした出合いじゃなかったんだけどー?!
まだお子様な彰伊ですが、すでに絶望のどん底、初めて使った言霊で左目をつぶされて、死んでも三刀家に縛られると教えられて、思春期のガラスのハートはズタズタです。
そこに阿沙利さん登場、いろいろして傷を治してくれますが、すっかりやさぐれてしまった彰伊はその行為すら受け入れられません。
阿沙利は阿沙利で、彰伊は受け入れられないけど遺言だから仕方なく守ってるだけ。
小指と小指を繋ぐ運命の赤い糸を結んだのだって、ただの気まぐれで、それがわかったからやさぐれ彰伊は言霊をかけたけど、それすらも逆手に取られてしまう。
LOVEには程遠いわ・・・やさぐれ近藤少年彰伊はどうやって一途&ストイック&いい男になるんでしょ?

にしても、近藤少年彰伊すっごくイイです、さすがエキスパート近藤、表向きやさぐれてるのに心では夢見てる、カワイイ、なんてカワイイんだ近藤少年彰伊!
しゃべるだけで工口い進歩阿沙利がほだされてるよ、あーもーがんばれー彰伊ー!!
今までの是は、どちらかというと紙様側からみたストーリーだったんですが、今回は言霊様からの視点なので、三刀家の人にとって紙様がどれほど特別な存在なのかってことに今更ながら気づかされました。
近藤さんと進歩さんの彰伊少年期ストーリーは2トラック分しかありませんが、その短い時間のなかでも気持ちが180度変わる繊細な心の動きがちゃんとわかって凄ったです。

物語は、近藤少年彰伊の「頑張る」(←超絶可愛いc(>ω<)ゞ)から森川大学生彰伊へとバトンタッチ、近藤少年彰伊の7年後だそうです。
まだ指には糸が結ばれたままですが、ちょっとずれたらしく、和記からも寿命が近いらしことを言われます。
それから彰伊は『阿沙利が心の底から憎いと思った男の息子』なんだそうです。
『りきいち』の死の原因になったからってよりも、父親に対する憎しみの方が強そうだよね。
でも、彰伊のお父さんって、貴光さんだよね?作中でも貴光パパと話してるし、ってことは、阿沙利は貴光パパが嫌いなの???
だったら貴光さん殺っちゃえば良いじゃん、でも阿沙利貴光に対して何にもしないんだよなぁ。
・・・・・・・・・・なんか変、引っかかる。
っつかなんでこんなセリフをぶち込んでくるんだ?絶対次回への布石でしょ。

時間はザクザク流れて是1のシーン、そして冒頭新婚初夜へ。
もう一度彰伊の「愛してる」があって、阿沙利が「俺も」と返す、もう一度言ってくれとせがまれて、「次起きたら言うたる」と約束、目が覚めて、残された指輪と人型、静かに涙する彰伊。
花杏も奇跡を願って聞きました。

「いっそ、雪ならよかった。花でもなく、紙でもなく、雪ならば解けて消えたとしても、雨になる。そしてまた雪にして、天は必ず、帰してくれるのだから」

この日のために積み重ねてきた、努力も力も、ただ一度の奇跡を起こすために」

「心はどこにある? どこから生まれる? どこ消える? 奇跡は今、目の前にある」

森川さんのモノローグが続いて、阿沙利再生へ。
もうさ、なんて言うかさ、っつか何も言えねーって。
聞いてくれ
いいから聞いてくれ
頼むから聞いてくれ

奇跡はあったよ、こんな小さなCDのなかに、ちゃんとありましたよ。

二人の間に交わされたたくさんの約束は、すべて守られてきました。
二世の契りの誓いも、次に起きた阿沙利がくれた言葉も。

でも、この阿沙利って、本当に前のままの阿沙利なのかな?
氷見が再生されたとき、氷見にあったのは起こしてくれた玄間に対する絶対的な敬愛の心でした。
だとしたら、阿沙利の忠誠の対象も『りきいち』から『彰伊』に変わったんじゃないかな?
だから、ラストの阿沙利のセリフ

「おるよ、ずうっと、お前のそばに」

が、阿沙利史上最高に甘いんだと思います、本当に愛おしそうで、本当に幸せそうで。

彰伊役森川智之さん、阿沙利役千葉進歩さん、この二人でこのお話が聞けて良かった。
セカコイのアニメで立花さんと神谷さんに受けた衝撃を彷彿とさせるハマりっぷりでした。
いきなり始めたBLCD漁りだったけど、漁ってなければこのお話を知ることもなかったと思うので、なんか、出会えてよかったなぁ、としみじみ思える作品となりました。
是シリーズも残すところあと1つ、全部の謎が解けてすべてがつながってゆくお話になることでしょう、心して聞かねば。

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