高野さんと律っちゃんが二人で一役だっていうからには聞くべっき~

空に響くは竜の歌声
CAST 近藤隆・小西克幸×遊佐浩二 平川大輔 安元洋貴 小杉十郎太 日野聡 代永翼

あらすじc18858d4.jpg
江戸時代から続く商家に生まれた守屋龍聖(遊佐さん)が蔵で見つけた不思議な鏡と指輪。その鏡からは龍聖を呼ぶ声が聞こえ、指輪は時折怪しく光る。導かれるように指輪を手にした途端に起こる不思議な出来事の数々、気づくとそこは、ドラゴンが空を飛ぶ世界だった。これは偶然?それとも運命?この国の王フェイワン(近藤さん・小西さん)の妃になるしか道はないのだろうか。


.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:._.:*.。o○o。.*:.

セカコイカップル近藤さんと小西さんが、主人公の少年期と青年期の声を担当しているCDがあるぞと聞いたので早速調査開始。
例によってのwiki情報ですが、何ですかこれ、原作がオンラインで無料公開?無料って言うかそもそも同人作品??
検索したら出てきました原作全66話・・・・・・って長っΣ( ̄ロ ̄lll)同人といえども力入ってるな。
ハリポタドハマり世代の花杏ですので、ファンタジーだの異世界だの竜だのは大好物です。
そんな作品が無料で読めるとあっては飛びつきたくなるもの。
早速読んでみました。

簡単に原作の感想。
世界設定としては、かなり粘密に作りこんであるなと感じました。
ファンタジー作品では、世界設定の粘密さは作品の出来を左右しますし、その点ではヘタなラノベなんかよりよっぽどしっかり作ってありました。
人が竜を持つ設定がライラの冒険のダイモン(ライラの冒険に出てくる守護精霊で必ず人間とセット)っぽいなとは思いましたけど、人と竜に分けられた理由もちゃんと作られていて面白い。
そこにちょこっとラウ゛もあったりして、ファンタジー作品としてかなり楽しめました・・・前半はね。
後半になると、やっぱこれはBL作品だなと実感、ひたすらラウ゛ラウ゛でした。
ネタバレ書いちゃうけど、BLだけど妊娠・出産(っていうか産卵?)あります。
ここもしっかり作ってあったし嫌悪感があるわけじゃないのでそれに関しては全然かまわないんですが、家族はバンバン増えてくし、主人公夫婦はとにかくラウ゛ラウ゛でィチャィチャで工口工口なので、ファンタジーはどこに消えたんだ…ってなりました。
花杏ちょっとファンタジー設定に心奪われすぎてました(^-^;

原作読んで、改めてキャストを見て、
「ってことは、遊佐さん妊娠出産やっちゃうわけか」
って思ったんだけど、wiki読むとそのシーンは無いらしい。
惜しいなぁ、遊佐さんなら妊婦の演技とか全然やれるだろうし出産だってできちゃいそうだしがっつり子育てもやってのけると思うんだけどな~、ちょっと聞きたかった気もする。
でもでも、小説読んで感じた主人公君は、初めのうちは『銀行に勤めてた青年』で遊佐さんにピッタリなんだけど、結婚式あたりからやたらと可愛くなってきて遊佐さんのイメージから離れてくんだよね、ブリブリの遊佐さんを聞きたいような聞きたくないような( ´・ω・`)

で、CD聞きました。
話が良い感じにまとまってる~。
物語後半をざっくり切って、ファンタジー&ラウ゛が楽しめる部分で構成、でも脇カプの穏やかなストーリーも組み込まれてるので楽しかったです。
なにより、CDでは龍聖がかわいくなりすぎてないのが良かった。
それでも、かなりキュートな遊佐さんが楽しめるCDだと思いますよ。
それに世界観がアレなんで、世界観説明のため前半のモノローグとナレーション量が半端ないし、遊佐さん喋りまくりです。
世界観の説明では、シュレイ役の平川大輔さんも頑張って喋ってます。
こちらの世界で日本語を話せるのがシュレイしかいないので、最初の方では主人公の近藤さんより喋ってました。

そして、花杏がこのCDに惹かれた最大の理由
高野編集長と律っちゃん二人で一人の共同作業!
主人公フェイワンが見た目年齢10歳から30歳まで変化するんですが、10~18歳までを近藤隆さんが、20代をすっ飛ばして30歳を小西克幸さんが演じてます。
CD2枚組で、1枚目のフェイワンを近藤さん、2枚目では小西さんが担当ですが、収録は2枚目→1枚目なので、小西さんの演技に近藤さんが合わせる形で収録が行われたそうです。
近藤さんが龍聖への愛を語るシーンがすっごく良いよ。
見た目は10代のフェイワンが、落ち着いた語り口調で真摯に告白するんですが、これ小西さんのおおらかな語り口調を意識してるんだね。
近藤さんカッチョイイ~ヾ(´ε`*)ゝ
でも、例の花杏のお約束セカコイ主演声優さんのイメージがセカコイキャラなんで、高野さんに合わせようとする律っちゃんを想像すると面白くてしょうがないんですけど(;´▽`A``
あとねあとね、近藤フェイワンと龍聖のェチィなんですけど、ちょっと特殊な状況でのェチィなんで、セリフが無いんです、喘ぎだけ。
ェチィなんだけど、ものすごい緊迫感、ギリギリっす、二人ともすっげー・・・~(°°;)))
小西さんにバトンタッチしてからは、まぁ~ラウ゛ラウ゛なので、まぁ~工口工口なので、えっと小西さんもしかして、やりたい放題? みたいな??

サイドストーリーでの主人公シュレイ役の平川さん、本番シーンはありませんがポジションはゥヶです、しかも花杏の大好物健気平川ゥヶです。
そのシュレイをやさしく包み込んでくれるのが、王様の従兄弟で武人のタンレン、CVは安元洋貴さんです。
安元さんの優しさと強さとカッコ良さが惜しみなく出てた、安元さん堪能した、っつか安元さん将軍的ポジション似合いすぎ(*´ー`)☆
良いんじゃないの安元×平川、健気ゥヶ平川さんにはやっぱ幸せになってほしいから、こんな感じの人がお相手だと安心します、なにせ今まで聞いてた健気ゥヶ平川のお相手は野獣だったりろくでなしだったりしたもんですから・・・( ´;ω;`)

ほかにも豪華キャストがたくさんでした。
国のNo.2ラウシャンに小杉十郎太さん、王様の従兄弟でシュレイにも関わりのある王族ユイリィに日野聡さん、神官の息子で大問題引き起こしてくれるメイファンに代永翼さん、脇もがっちり固まってました。
この方たちは原作ではその後のお話が用意されていたんですが、原作の後編ぶった切ったCDではホント脇役程度にしか出てこないのがちょっと残念です。
花杏はラウシャン様の結婚のお話がかなり好きです、金髪巻き毛のオジサマと黒髪の美少女の恋とか、いかにもファンタジーちっくじゃんアラゴルンとアルウェン(ロード・オブ・ザ・リングだよ)みたいじゃん萌えっ、でもBLだし音声にはならないんだよねあはは。

そうそう、後半ぶっちぎってエンディングまで持っていってるので、遊佐さんがラストトラックでいきなり3人の子持ちになってました(゚0゚)妊娠出産無視ってこういうことか!
wiki読んで原作読んで、CDは結婚式で終了かなと想像してたんで「ってどこのディズニー映画だよ!」と突っ込もうと思ってたのに、うっすらエピローグが用意されてた。
でも、ディズニー映画と重ねられるくらいストーリーに勢いがあったし面白かったよ、工口もたっぷりだったし、これはディズニーにはないけど(;;;´Д`)
ファンタジー作品だけどファンタジー成分は少ない方だと思うので、このジャンルが苦手な人でも聞けちゃうと思います。
ファンタジーBLに挑戦してみたい人にはお勧めかも。

そだ、これどーでもいい話なんですけど。
是3に出てくる紙様は守夜(もりや)で言霊様は隆成(りゅうせい)だったな。。。

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*