やっぱり井上さんのやるオヤジは素敵だ・・・グダグダのおじさんもピュアピュアのおじさんもどこをとってもおいしい。

オヤジ拾いました。
CAST 千葉進歩×井上和彦 伊藤健太郎×成田剣

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連日の残業で疲れ果てたサラリーマン佐伯良二(井上さん)は帰宅途中で力尽き路上で倒れてしまう。だが目を覚ましたのはベッドの上で、傍にはかいがいしく世話してくれる嫁と娘(釘宮理恵さん)・・・ではなく近所の豪邸に住む高校生 壬生龍之介(千葉さん)と執事の中谷(成田さん)。離婚して一人暮らしのはずなのに、高校生の知り合いなんかいないのに、いったいこれはどういう話の展開なんでしょ?道で拾った親父に恋した高校生と翻弄されまくる拾われたまじりっけゼロのピュアオヤジのラブコメに、龍之介の同級生真下(伊藤さん)と執事中谷カップルも加わって、壬生家は今日も楽しそうです。

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まず言おう、とりあえず言っておこう。
家の前でオヤジが行き倒れていても、拾って持ち帰ってはいけません。
この場合正しい行動は救急車を呼んであげることです。
状況によっては警察に連絡すべきです。
発見者は救急車両が来るまで付き添っていればいいんです、そのあとは救急隊員にお任せするのが一般的かつ好意的な対処方法です。

が、タイトルが「オヤジ拾いました。」なので、オヤジを拾わないことには話が始まりません
なので、やっぱり井上さんにはぼろぼろにくたびれ果てて道端に転がってもらわないとならないし、進歩さんはそれを拾って自宅に持ち帰るという通常の人にはない思考回路と財力をもっていてもらわないといけないわけです。デフォルトなのでここに疑問を持ってはいけません。

さて、井上さんは物語の主人公でバツイチ独身子供ありのいい年のオヤジ。
そんな彼の恋のお相手は超金持ち家の高校生のお坊ちゃま二人の年の差17歳(゚∇゚|||)
自分の置かれた状況すら理解しきれていないオジサンは、高校生の日本語を理解することができません。
会話どころか、高校生にチュウされることもまったくもって理解できません。
なぜこの高校生はこんなオヤジが好きなんだ?!

ハイこの設定どこかで聞いたような気がしませんかφ(・ω・ )
高校生に振り回されるバツイチおじさんの井上さんと言えばそう
   「純情テロリスト

なんだかデジャヴ感満載ですが、決定的に違うことが一つ。

このおじさんは、×の右側担当でっす(゚∇゚ ;)

おじさんと高校生の立ち位置逆です。
もちろん細かい違いはいっぱいありますよ~、オヤジの性格も真逆ですよ~、カワイイ娘もいちゃいますよ~。
お相手の高校生の無茶っぷりは似たようなもんですけど、財力のある龍之介の方がより思い切ったことをしてくれます。
それに、テロリストは長編でこっちは短編だから、物語のテンポはトライアスロンと高飛び込みくらい差があります、ん?競技ジャンル違いすぎてわかりませんか?雰囲気で察してもらえるとありがたいんですが。

おじさん役の井上さんもですが、高校生の進歩さんがまた素敵。
タイトルコールから雰囲気抜群、世間知らずだけど優しそうな雰囲気ばっちりです、この高校生も可愛いぞ☆(*´v゚*)ゞ、セメだけど。
釘宮さんに本気で張り合うシーン好き、釘宮さんも進歩さんも可愛すぎだー!ケンカの最後の「ぁイテッ」が超カワイイ(=´Д`=)ゞ
花杏のお気に入りCD「きみが恋に堕ちる」で春さんという女性キャラ(少なくとも原作漫画でのイメージは女の子!!)を演じた人だよ進歩さんは、この人も器用だなぁ。
そういえば春さんも高校生に翻弄されてたな…。

井上和彦さんと千葉進歩さんだと、普通に考えたら「和彦×進歩」だよね、どー考えても「和彦×進歩」しかありえないよね、そもそも井上和彦という名前は×の左側にあるものだし、千葉進歩は右側でしょ?「進歩×和彦」ってもう見た感じから変だよね。
でも、このお話は「進歩×和彦」です、戸惑っただろうな井上さんも進歩さんも。
『まさか千葉にやられる日が来るとはなぁ……』
って言われたとか言われなかったとか、あ、言われたんですよね。
あ、多分執事役の成田さんはいつも通り『千葉くぅん千葉くぅん』ってなってたんでしょう。
ところでこの二人は、坊ちゃんと執事の時でも見つめ合って芝居してるんですかね?あ、見つめるのは成田さんだけでしたっけ??

その成田さん演じる中谷さんは堅物執事です。
黒い執事とか謎解きする執事とかが世間にはおりますが、この執事さんは正統派執事です。
・・・・・・最終トラックで「フーンフフンフーン、ラブラ~♪」という素敵鼻歌を披露しながら去っていきますが、真面目な執事さんです。
そんな中谷さんに夢中なのが進歩さんの同級生のイトケンさん。
成田さんのアドリブであろう鼻歌を完璧に再現してました、イトケンさんGood Job!

ってぇ、そうだよ、宮城ヒロさんなんだよ、でもこの作品では佐伯さんと真下君には接点がないので絡むシーンがない!
ちょっとくらいすれ違ってくれてもいいのに~、二言三言とかでいいから~~。

何とも不思議な組み合わせ「進歩×和彦」ですが、話のテンポと二人の演技がとてもいいので、よくリピートしてます。
「和彦×進歩」の代表作で名作といわれてる作品はかなり気合を入れて聞かなきゃならない分、こっちは気軽に聞けるので、和彦さんと進歩さんを聞きたくなったらこれを聞く方が多いです、攻守逆転もまたよろし!!!
っつか、和彦×も×進歩も他作品でいくらでも聞けるから、時にはこういうCDもありだよ、アリ!!!
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